車田先生、思っていてもなかなか口に出せないことをよくぞ話してくれました。私は嬉しくって仕方がありません。暫く忙殺された後に聴くバイオリンの音色に触れると、ささくれだった精神に軟膏が塗られたようになります。吉田拓郎のファイトを聞くと、コンチクショウという気になります。ビートルズのall my loving、高校生の時の心情がよみがえります。ベートーベンの最後(32番)のピアノソナタの最後の楽章(2)、ああ、こうやって波乱の人生をまとめたんだなあ、と感じ入ります。音楽は、人生という荒野をかき分けて進むときのスイス・アーミーナイフです。ありがとうございました。