Ver.2:より分かりやすく踏み込んだ新バージョン♪
他の楽章含めた再生リストはこちら→ • 【ソナタ形式解説】モーツァルト ソナタK.5...
この曲は「ソナチネアルバム」にも登場し、ソナタ、の入門としてもよく使われます。
第1楽章の繰り返し無しでの難易度は「中級者の仲間入り」の作品と言えそう。(しかし、このK.545のソナタを全楽章通すと、難易度は格段に上がり、限りなく上級レベルに近づきます)
第1楽章だけの演奏でも、是非前半・提示部を繰り返してみて下さい。それだけで、グッと力が身につきます。
3分以上の、演奏時間の長さをいかに聴き手に「面白く聴かせられるか」。
表現力と構成力、ですね。変化メリハリをどう作るか。
そのためには最低限押さえておくとよい、形式の決まりごと、があります。
それが、「ソナタ形式」です。
動画の中に、全体の要素が色分けされてますので、うまく演じ分けましょう。
この曲はすでに円熟したモーツァルトの作品です。ソナタ形式としてはシンプルですが、天才性が光ります。全体は明るい音楽ですが、真ん中・展開部の短調により非常に引き締まった印象があります。そして再現部の第1テーマはふわっとヘ長調で戻り、天上的に美しい・・・と感じます。
【提示部-展開部-再現部】
提示部:第1テーマ・ハ長調/第2テーマ以降・ト長調(属調)
展開部:様々に転調(基本的に短調)
再現部:ヘ長調(展開部から切れ目なしに入る)/第2テーマ以降・ハ長調
色分け楽譜でこのシンプルなのに深い、ソナタもバッチリ👍
是非是非、クラシックの定型・ソナタ形式を押さえて最高に音楽を楽しんでください!
18 дек 2018