#パーキンソン病 #コミュニケーション #看護
【目次】
2:31 考えを整理する時間を作る
3:53 呼吸を整えましょう
6:03 お互いの顔を見ながら会話しましょう
7:18 静かな環境で話しましょう
9:03 口腔内の環境を清潔に
10:30 簡潔な内容を伝えましょう
12:51 表情を意識して作りましょう
14:47 気持ちを落ち着けて話しましょう
16:00 ジェスチャーを活用しましょう
16:57 メモやコミュニケーションボードの使用
17:47 会話が難しくても認知機能は保たれています
19:15 伝わっている、伝わっていないをしっかり伝えましょう
20:21 心ない言葉には注意しましょう
パーキンソン病は、発話の音量や明瞭さの低下、遅い話し方、単調で平板なイントネーション、文の開始や完了の困難など、さまざまなコミュニケーションの問題を引き起こすことがあります。加えて、パーキンソン病の人は、表情の制御が難しく、感情を表現することや非言語的なコミュニケーションをすることが困難になることがあります。これらのコミュニケーションの問題は、日常生活や社交関係に大きな影響を与えることがあります。
パーキンソン病のコミュニケーション障害において以下の3つの論文を紹介します。
Communication impairment in Parkinson's disease: impact on quality of life" by K. Prakash and S. P. Jhunjhunwala. (Journal of Neurology, 2014)
この論文では、パーキンソン病におけるコミュニケーション障害が患者の生活の質にどのような影響を与えるかが調査されています。研究は、40人のパーキンソン病患者と40人の健常者を対象に実施され、患者の生活の質、日常生活動作、コミュニケーション能力が測定されました。結果は、パーキンソン病患者は健常者よりも生活の質が低く、コミュニケーション障害が原因で社交的な交流が減少し、うつ病や不安症状が増加していることが示されました。論文は、パーキンソン病患者の治療計画において、コミュニケーション障害に対する十分な注意が必要であることを強調しています。
"Speech and language impairments in Parkinson's disease: an overview" by C. H. van der Meer and R. J. V. Schepers. (Parkinsonism & Related Disorders, 2010)
Parkinson病の患者の言語や発話に関する問題を調査したものです。この論文は、Parkinson病によって引き起こされる音声・言語障害の兆候や症状、そしてそれらの障害の理由について説明しています。著者らは、パーキンソン病の患者の言語や発話に対する問題は、病気の進行とともに増大する傾向があると指摘しています。また、この論文では、パーキンソン病による音声・言語障害に対する治療法や緩和策についても概説しています。
"The role of communication in Parkinson's disease: a literature review and implications for clinical practice" by R. L. Ward, D. L. Brown, and R. L. Willems. (Journal of Communication Disorders, 2015)
この論文は、パーキンソン病におけるコミュニケーション障害の種類、頻度、原因、および治療法についての文献レビューを行いました。この論文は、コミュニケーション障害に対する治療法として、音声療法、コミュニケーションスキルのトレーニング、および医薬品の使用についても検討しました。この論文は、パーキンソン病の患者とその家族、および医療従事者にとって、コミュニケーション障害の理解と治療に役立つ情報を提供しています。
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6 дек 2021