年末年始はインド最長距離列車であるVIVEK EXPRESSに乗ってきました！4000㎞越えの超長距離列車の乗車は私の人生初！（ちなみに人生第二位はトワイライトエクスプレス上りの1508kmです）
色々とストレスの多い旅ではありましたが（詳細は動画をご覧ください）、なんとか完遂することができました。なお、動画にはしていませんが下車した翌日に発熱して2日ほど寝込んでいます。
参考文献など
世界の長距離列車に乗る インド・ヴィベクエクスプレス編
www.asahi.com/and/article/201...
海外鉄なら御馴染みの下川さんが乗車した時の記録です。なんと、私よりも下のクーラーが無いクラスで移動しています。その胆力と経験に脱帽。
湊一樹. "拡大する地域格差とその背景 (特集 インド経済--成長の条件)." アジ研ワールド・トレンド 14.9 (2008): 34-37.
ちょっと古い記事ですが、インドの国内経済格差について書かれています。インドは地方によって経済力の差が大きく、最も豊かな州と貧しい州では一人当たりGDPが5倍近くに達しています。こういう長距離列車に乗ると、国内での格差を意識せずにはいられません。
古澤夏子. "カースト制度と職業: 不可触民タップ奏者の事例から." アカデミア. 人文・自然科学編 21 (2021): 241-254.
インドのカースト制についてよくまとまっています。階級社会インドの構造は列車でもそのまま適用されます。上位クラスの車両には下級カーストの人間は乗れないのです。
また、動画にはしませんでしたが車内清掃の子ども（※掃除は下級カーストの役目）を大人が足で蹴って早く出ていけと怒鳴るなど衝撃を受ける場面にも遭遇しました。こうした事を意識するのも、地元民と溶け込む列車旅ならではかもしれません。
22 янв 2024
