【Megumi Tanno & Michael Tsalka】Fortepianoによる「アンダンテと5つの変奏曲 ト長調 K.501」Andante mit 5 Variationen G-Dur
（Andante mit 5 Variationen G-Dur ）W.A.モーツァルト
★フォルテピアノにのKV501のついて★
W. A. Mozart (1756-1791): Andante con Variazioni in G Major, K. 501.
Performed by Megumi Tanno and Michael Tsalka
Megumi Tanno & Michael Tsalka plays on fortepiano built by Neupert, Louis Dulken model (1815)
この曲をフォルテピアノの弾く最大の魅力について改めて考えてみる
それは【語れる楽しさ】という事なのかもしれない
では何を語るのか？
それまでは
バッハのポリフォニーに代表されるような
声部の一つ一つのラインを語っていた
そしてそこで重宝されていたチェンバロからフォルテピアノへ移行する時
音楽の中での【質感の変化】があったのだ
耳に心地よい口ずさめるような素朴なメロディ
それを支えるハーモニーという和声
その時にフォルテピアノの魅力は最大限に花開く
音が重厚感たっぷりに混じり合うことがない「平行弦」が音のクリアランスをまっすぐに伝える
だからこそモーツァルトのメロディは
縦のラインに支えられながらも縦横無尽に流れてゆく
その心地よいサウンドは時に明るく
また「モデレーター」という当時のウィーン式でのフォルテピアノに好んで用いられたペダルによって少しアンニュイにもなる
「時代の音」が詰まったフォルテピアノ
はモーツァルトのヴィジョンに近づくことのできるポテンシャルがある
モーツァルトが天才たる所以は
当時の社会や風景
人間模様なども含めて
よくよく観察していた
だからこそ人間の普遍の心理を描いた今も楽しめるオペラを書けた
時代の音をここまで的確につかまえた人間は他にはいない
そしてフォルテピアノと共に純度を上げた晩年の作品であるKV501のエッセンスは
今この現代に一番求められている
心地よい風のようなフレーズが重なり合う
★Clavichordによる「アンダンテと5つの変奏曲 ト長調 K.501」Andante mit 5 Variationen G-Dur
• 【Megumi Tanno & Michae...
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W.A.Mozart : Andante mit 5 Variationen G-Dur K.501
Primo： Megumi Tanno（丹野めぐみ）
Secondo： Michael Tsalka（ミヒャエル・ツァルカ）
2024年3月25日 ベヒシュタイン・セントラム東京ザールにて収録
使用楽器：ノイペルト社製 1815年 ルイ・デュルケン・モデル
(playing a fortepiano) at Bechstein Centrum Tokyo Seal
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4 июл 2024
