【NHK杯】光速の寄せvsガジガジ流 その勝負の行方は・・・？ 谷川浩司九段✕藤井猛九段 2005年12月12日 

リアルタイムで見ていましたが、鈴木九段がこの動画始まる前の時点で、谷川九段は受け無しじゃないか、という解説してまして、藤井九段の圧勝なのかと見ていたのに大逆転の受けがあったので非常に驚いた記憶があります。 絶体絶命のピンチなら考慮時間使い切っていたはずですが、これだけの将棋を指して尚、１分残しているのは、早い段階で受けに気づき、寄せも描いていたのでしょうね。 藤井聡太さんの凄さばかり報道されていますが、谷川さんの光速の寄せはNHKのニュースで報道して欲しいくらいの衝撃であり、もっと日本人なら広く知って欲しい芸術、財産だと思います（あくまでも個人の感想ですので将棋を知らない方を不快にさせるコメントかもしれず、すみません）。

8八飛は、遅くともその11手前に藤井さんが2八に王手で打ち込んだ銀を谷川さんが同玉と取ったところから描いていたと見做さなければならないですね。 2八同玉〜5九金打〜8八飛 早指しのNHK杯でここまで高度に遠くまで読んでいるのは信じられないの一言。 羽生さんが中川さんや郷田さんを即詰みに仕留めたのも確かに凄いけど、私にとってはこの将棋の谷川さんがとにかく驚き。誰が見ても負け確のような局面で時間を余しながら落ち着いた手付きで淡々と指す辺りがまた凄い。

確かに光速の寄せはもっと有名になってもいいと思います｡それと8八飛車も妙手として報道されてほしいですね。

投了図以下の解説をきっちりしてほしいー