『ユー』
空っぽの心は今日も 誰かのせいにして
ああ、つまんないな
心のドアを開けても みんな離れてく
きっとカビ臭い匂いが立つ
空虚な空虚なぼくの心 中身がなくて
さぞ謎めいて見えただろう
つまらないこの世界はもう無くなればいいと思うんだ
同じ事を今思ったよと言って きみが笑ったんだ
それがなぜだかぼくを少しだけ軽くしたんだ
バカバカしいって思えたよ
さけて通った場所にも誰かが種を植えて
育てていたよ
何度も何度も与えてもらったからちゃんと
育っていたよ
特別か知らないが何となく同じなんだ
今よりも近づいて離れずにいてくれるかい
笑わないで聞いておくれよ
恥ずかしがるとは思うけど
あなたが大切だと思えるよ、伝えたいよ
形のないものをぼくの空っぽの心の中へ
育ててくれたひと
いつかすべてはぼくを離れて ひとりになると思ってたんだ
その日が来たらふたりで船を出そうときみが笑ったんだ
何も持たないぼくに何が出来るだろう このひとに
そんな事をずっと 考えている
考えていたいよ
18 сен 2024
