今では、タレントとして、テレビで見ることが
多くなった、佐々木健介。
生涯、現役を貫くレスラーが多いなか、47才の若さで
唐突に現役を引退してしまったのである。
佐々木健介の引退の本当の理由は、何だったのか。
2014年2月11日、直弟子の中嶋勝彦とのシングルマッチで敗れた後、
「もう思い残すことはない」と突然発言し、2日後に記者会見で引退を発表。
「勝彦に負けたことが嬉しくなった。そのときに佐々木健介というレスラーは終わったのだと思った」。結局、中嶋勝彦との対戦がラストマッチに。引退興行を行うことなく、静かにプロレス界を去っていったのである。
この時期、すでにテレビタレントとしても活動していた健介だが、
プロレスでの収入がなくなる不安はなかったのだろうか。幼い息子を
2人抱え、育てなくてはならない身である。レスラー、関係者、マスコミなどプロレス界に関わる者たちは、誰もが首を傾げたものである。
実は、この時期、佐々木健介は、ある問題を抱えていた。
1 окт 2024