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00:00 OP
00:39 代前後の独身の人
03:58 人格の成長
本日は「うまく老いる、楽しく老いる」という言葉について考えてみようと思います。
売れてる本のタイトルをお借りしましたけども、この企画を僕も考えてみようかなと思います、
というのは、臨床でよくこういう話題は出ますね。
■50代前後の独身の人
特に50代前後の独身の男性、女性、LGBTQも入れて独身の方は、どうしたらいいんだろうとか、もう死んでもいいなとかよく言っています。
かといって若作りする限界もあるし、色々ありますね。
同業他社を見ていても、老いないような健康グッズとかいろいろ話していますけど、僕自身どう考えているのかというと、今若いからというのもありますけど、恐れている部分もあるし、どうなるんだろうと思っているところもありますね。
でも、結構健康を意識しているので、ちゃんと歩くようにしてますし、1日1万歩は無理ですけど8千は歩けるように通勤を工夫したり、お酒をやめたり一人ラーメン禁止にしたりしている。
独身の方だと本当に生きがいというか、次どこに行くんだろうということはよく悩んでいるなと思いますね。
本当に何のために生きるのかということを結構悩むというか。
仕事にしても次の仕事が見つからないとか、辞めた後も見つからないとかもあるし、辞める前の場合は、やりがいがないけど続けなきゃいけないとか色々ありますね。
出会いというのもハテナだったりね。
マッチングアプリで出会っても嫌な思いをしたとか、いろいろあったり。
かといって、若者のように「死んでしまいたい」とか崩れ切ることもなく悶々としていたりします。
あとはこの年齢で他のパターンに悩んでいるとすると、子供の問題で、20代の子供が適応障害とか発達障害、ひきこもりとかで悩んでいる方も結構見たりしています。
だからなかなかただ老いると言っても結構難しいですよね。
そういうことをよく臨床的には耳にしたり、一緒に考えたりしています。
■人格の成長
じゃあお前はどういう臨床をしているんだという話なのかなとは思うんですけど。
僕ができることは何なんだろうということを考えていくと、結局はいつもの話に戻るんですよね。
この治療のやつですよね。
結局、治療とは何かと言ったら、薬物治療なのかカウンセリングなのか、環境調整なのか。
精神療法と言ったら、共感、思いやりと知識や経験とか学習ですよね。
知識や経験を統合させるとか、整理させるとか、これらを通じて人格を成長させるという治療です。
だから人格が成長することによって、今の悩みや不安や問題を乗り越えるということですね。
薬でこの問題を解決するとか環境調整、周りが助けてくれることで、どうやってうまく老いるのか。
50代の今の孤独や孤立、悩みを乗り越えるのかというと、薬物療法や環境調整では解決できないですよね。
だからどちらかというと、やっぱり精神療法的なアプローチが重要だから、人格の成長を促すことが必要。
では、人格の成長を促すにはどうしたらいいのかと言うと、マインドフルネス、学びだったり、向き合うことだったりして、それを通じて目標・目的を作って計画を立てて、また行動して失敗してまた戻ったりとか、計画を練り直すということになります。
本当にそれなんですよね。
僕らは臨床をしている中で、患者さんと喋っていきながらお伝えするんですよね。
心は脳なんですよとか、脳はこういう働きがありますとか、あなたが感じているのはこうかもしれない、今うつ病っぽいかもしれない、うつじゃなくて孤立の問題かもしれない。
人生にはライフステージというのがあって、50代は50代の悩みがあります。
こういうことになってきて、時事の初心と言って多くの人も同じようなことに悩んでますよ。
僕も他の患者さんのこういうことを聞きましたよと伝えたりするので、今は調子が悪いから休んだ方がいいですねとか、あなたは自分の気持ちを伝えられていないから、心が固まってるからうまく感情表現をする練習しましょうとかね。
生い立ちのことを言ってもいいんですよとか。
10年前とか20年前の虐待やトラウマのことを話したっていいんですよ、という話をしつつ、整理整頓していく。
その人たちの心の中のものを一緒に出してもらって、一緒に磨いたり、整理してみたりする。
そこまでは僕ができるんですけども、そこから先ですよね。
不安はどうやって乗り越えるものなのか。自分にとってこの不安は何なのか。
孤立とは何なのか。
自分の人生や運命は何だったのかということまでは、僕らは提案するものではないですよね。
それは人それぞれ違いますし、文化、カルチャーによっても自分たちが重視している価値観によっても結構違うので。
ただそこまでは踏み込めないし、そうなんだなと聞いていますけど。
もちろん言語化の手伝いはするし、他の人はこう思っていたと提案できるけれども、僕らがそこまでやれることではない。
ただ話していく中で、人間というのは脳なので、あなたは甘えているわけではなく疲れているからこうなってるんじゃないかとか、それは客観的じゃないんじゃないか、無意識に支配されているんじゃないか、欲望で物事がねじ曲がって見られているんじゃないかとか、そういうことは言えます。
そういうアドバイスをしつつ、本人たちが整理していく、生い立ちを整理していく、自分の考えや価値観を整理していく。
それのきっかけを提案するということが僕らの仕事なのかなと思っています。
だから、20代なら20代、10代なら10代のアシスタントの方法があると思うんですね。
10代だったら、やっぱり脳の成長過程だし、激しい感情がありますよね。
感情が激しくてコントロールできない。
コントロールできないのにもかかわらず、周りの人はコントロールしろと押し付けたりとか、コントロールできないと甘えていると言うわけですよ。
だから僕らは10代の子たちに対しては、これは仕方がないんだよ。そして、大人たちに対しては10代の脳の特性だから仕方がないんだよ、ということを言ってあげて、大人を求められることの猶予を与えてあげる。
本人たちの責任じゃないという猶予を与えてあげることで、成長する時間を稼ぐようなことがメイン。
20代であれば、可能性があったものを摘み取る期間、諦めることを覚えてもらう期間ですよね。
30代もそうかもしれない。
全ての可能性はあるわけじゃないので、これはもう断念した方がいいよと。
あなたには難しいんじゃないか。
こんなに何度も転職を繰り返し、何度もうつになってるのだから難しいんじゃないか。
あなたはやっぱり発達の問題があって、そこはあなたの伸びしろ的に厳しいんじゃないか、ということをドクターストップしながら良いところを見つけてもらう。悪いところを知ってもらう。
そして良いところを伸ばしてもらう期間。
30代、40代になってきた時に役割が変わってきますよね。
役割が変わってきたことを受け入れてもらう。
自分たちの立場、挟まれてる立場をしっかり理解してもらう、責任感を持ってもらう。
そして自分の感情に支配されず、誰かを振り回すのでなく、自分の責任で立つことを促していく。
50代になってくれば、もう過去には戻れないので、戻れないことを一緒に受け入れていく準備をし始めていく、というのがライフステージごとの課題だったり、裏テーマだったりします。
僕らはそういうことを臨床でやっているということになりますね。
これがうまく老いるということでもありますね。
10代のうちに早くから自分の欲望とか攻撃性とかを味わわずに、おとなしく成長するってことが人生の楽しみなのか。
挫折なく全てがうまくいくことが人生なのか。
挑戦せずに行くことが人生の楽しみなのか。
まあいろいろありますけれど、僕らというのは問題があって乗り越えたり失敗したりしますけど、それが人生なので、そういう人生の山道がありますから。
まあ山道を登っていったり、下ったり、ときには細い道を登っていったりとか。
細いんだけれど、険しいんだけど、道はあるわけですよね。
そういう時は集中してゆっくり歩く、ただそれだけなんですけども、そこに楽な道を作るとか、梯子を作るとかではなく、ただ細い道、視界の悪い道をしっかり丁寧に歩いていくということなんですよね。
精神科に来ている時は、おそらくだいたい細い道だと思うんですよね。
丁寧に歩かなきゃいけない時期なので、丁寧に一緒に歩きましょうよと、ペースを合わせましょうということを僕らはよく言うんですけども。そういうことなのかなと思います。
今回は、うまく老いるというテーマでお話ししました。
■本日の宿題
1.人生の山道とはどういうことなのか
人によってどんな道があるんだろうということを考えて書いてみてください。
ルートということですよね。マラソンみたいなものなので、山道を登るとかの山道に関すること。
自分が山登りした経験、何でもいいですけど、それで連想したことを書いてみてください。
2.楽しく老いるとはどういうことなのか
老いに抗いつつも楽しく老いるとはどういうことなのか、連想したことを書いてみてください。
3.治療者との距離の取り方
治療者に対してすごく求めているとか価値観を求めたり、ロールモデルを求めるとか思っていることも多かったと思うんですよね。
どうやってそことうまく距離を取ったかということも語れたら書いてみてください。
ちょっと難しいですけども、3つ全部答える人はもちろんないです。
どれか気になったものを1個選んでもらって、連想してみて書けたら書いてみてください。
もちろん、それと関係ないコメントでも全然いいので、いろいろな感想を書いてください。
22 июл 2024