納豆と米糠だけの納豆菌ぼかし肥の作り方。肥料分はほぼありません。単独では納豆菌を爆増させる微生物資材として堆肥と一緒に畝に鋤き込みます。また、追肥として必要な肥料とブレンドして使える万能ぼかし肥です。納豆菌は野菜のカビ菌によるうどん粉病、炭疽病などの菌を抑えます。夏野菜に多いカビ菌の病気予防に納豆菌ぼかしが有効です。
納豆菌ぼかし肥作りの材料は米糠2キロに納豆1パック、これだけです。納豆を水で溶いて大豆粒も米糠に混ぜます。砂糖や甘いヨーグルトを入れてもいいです。ぼかしづくりの最大のポイントは水加減です。多くの場合水が多すぎてぼかし肥作りが失敗します。材料をしっかり混ぜた後、水は少しずつ入れます。水を入れてかき混ぜる都度、片手で握ってみます。握れずパラパラになるのはまだ水が足りません。ベチャっとして形にならないのは水が多すぎます。米糠を加えたり、水を加えたり調整して何度か握ってみます。握って形になって軽く押すとバラっと崩れる、同時に、握った手に米糠がベタっとくっついていることがないはずです。これがちょうどいい水加減です。
この後一週間ほど40度~50度の温度になって発酵します。納豆ぼかしは味噌の匂いがしますが、発酵が終わると温度も下がり匂いもしなくなります。仕込みから発酵終了までおよそ20日です。雨に濡れないようにします。
26 окт 2024