もう迷わない!!動脈血ガス分析の読み方〜3ステップで簡単に〜 

コメントありがとうございます。 部分的代償についてですが、これは完全代償が起こるまでの途中経過ということなので、代謝性アシドーシスの代償中として観察して良いです。

@@Erinursing-LevelUp すみません。 ものすごく基礎的なことをお聞き したいです。 代償変化についてお聞きしたい のですが、例えば呼吸性アシドーシスでは一 次性変化としてco2↑が起こり、代償として HCO3の上昇が起こると思うのですが、この 上昇は「重炭酸系緩衝反応によるco2+H2Oの 反応によるHCO3-の産生を反映して上昇」と 捉えて良いのでしょうか? それとも反応によ る産生物ではなく別に腎臓でのHCO3の再吸収を反映しているのでしょうか?　別の例としてco2低下に伴う呼吸性アルカローシスに対するHCO3-減少の代償もHCO3-が緩衝反応により消費されるから現象するのか、それとは別で腎臓から排出によって減少なのかが良く分かりません。

質問ありがとうございます。 PaCO2もHCO3も逸脱している時は、PHが酸性側かアルカリ性側かまず確認します。ちなみに両方逸脱しているということは、代償反応が起こっていることを示します。 PaCO2は酸性要因＋呼吸性、HCO3がアルカリ性要因＋代償性というのを押さえて、例えばPH酸性＝PaCO2上昇　OR HCO3減少　どちらかが当てはまるのかを見ます。PaCO2上昇であれば、呼吸性ということですね。 また、PHアルカリ性＝PaCO2減少　OR HCO3上昇も同じことです。

まずHCO3-が代謝性、CO2が呼吸性に関わると覚えます。PHが酸性なので、酸性になっている原因を考えて、HCO3-はアルカリ性なので、それが低いということは、酸性に傾きます。よって代謝性アシドーシス。 CO2は酸性物質なので、低値ということはアルカリ性にしようと代償機能が働いてることになります。

解答ありがとうございます。 PHによって酸性かアルカリ性に偏っているかは理解しているのですか、PaCO2とHCO3-がどちらも逸脱している場合、どちらの値を重視すればいいのか分かりません。PHがアシドーシス寄りだからPaCO2の値を見ればいいわけでもないし、アルカローシスに偏っているからHCO3-を見ればいいというわけでもないですよね…。