1967.12.10 作詞:岩谷時子 作曲編曲:宮川泰
録音:1967.10.05 キングレコード音羽スタジオ
LPザ・ピーナッツ・デラックスに収録
1964.09シングルレコード発売の当初のアレンジは東海林修さんでした。その後、1967.12に宮川さんが再度アレンジを手掛けています。UPしたものは多分このバージョンでしょう。宮川さんによって他に何度かアレンジされていて、これほどアレンジの多い楽曲は珍しいでしょう。
この曲は、当初「東京たそがれ」として発売されました。
この曲には、次のようなエピソードがあります。レコーディング本番当日、ギリギリに到着した譜面は、宮川さんのメロディーが長くなってしまい、歌詞の一部が空白になっていました。岩谷さんは即興で、雨が降りそうな窓を眺めていて見えた光景「若いサラリーマンの白い背中が輝いて見えた」から、ひらめいた「まちはいつでも うしろすがたの しあわせばかり」の歌詞を付け加え、無事レコーディングが終りました。
一年後、タイトルを「ウナ・セラ・ディ東京」とし、アレンジも変更して再発売したところ、空前のヒット曲となりました。
いくつかのアレンジバージョンがあるようですが、これは、「東京たそがれ」のアレンジを生かして作られたようです。私は「まちはいつでも うしろすがたの しあわせばかり」の部分のストリングスが、哀愁を帯びていてとても好きです。
8 фев 2017