ガリ版印刷(謄写印刷)は1894年(明治27年)、滋賀県東近江市出身の堀井新治郎父子が簡単便利な印刷器として発明、発売しました。和紙にロウ原紙と呼ばれる原紙をやすりの上にのせ、「鉄筆」という先端が鉄でできたペンで文字や絵をかきます。この部分は紙のロウがけずれ落ちて細かい孔がたくさん開き、インクを通すようになります。その後謄写器に原紙を張り、原紙の上にインクを塗り、下に紙をおいて、上からローラーで押さえると、孔が開いた部分の文字や絵の部分だけインクが通過し、印刷されるしくみです。
「紙の博物館開館35周年記念企画展~源太から始まる近代和紙の系譜~」ではいの町が、この原紙の二大産地の一つであったため、当時の資料を交えて紹介しています。
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13 сен 2024