その音に懐かしい青春を思う人。
その音に新しいぬくもりの表現を見つける人。
今日のGood Signは、蒲生町「ガリ版伝承館」。
東近江市蒲生岡本町。明治27年、この場所から、日本のガリ版印刷が始まりました。ガリ版とは、謄写版を使った印刷法のこと。大量印刷を可能にした画期的な発明でした。エジソンが原型を開発し、それを日本で普及させたのが堀井新次郎父子。住居跡が功績を称えるガリ版伝承館として残されています。
蝋を塗った薄い和紙が謄写版。鉄筆という特殊なペンで文字を刻み原稿を作り上げます。そのガリガリという音からガリ版と呼ばれるようになりました。
「学校の先生が大変重宝した。テスト用紙や卒業文集などを作った。」
ワープロやパソコンの普及でその姿を消したガリ版。しかし、今、若い世代がその魅力に改めて気づきはじめているといいます。
「子どもたちがたのしそうに手紙を書いている姿がうれしい。」
手書き文字が持つ、ぬくもりや優しさ。
時代が求める伝達ツールは120年前から存在していました。
制作
BBCびわ湖放送
監修
一般社団法人ウェルビーイング・カウンシル
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16 июн 2020