福生市では、戦争の記憶を後世に伝えるべく、「記憶のアーカイブプロジェクト」を立ち上げ、2018年2月には、シベリア抑留をテーマにした市内在住者のドキュメント映像『行き先も、分からずに～20歳の初年兵、シベリア抑留の記憶～』を公開しました。
プロジェクトの第三弾として、秘書広報課では、取材時のインタビューをノーカット版としてまとめた『行き先も、分からずに～20歳の初年兵、シベリア抑留の記憶～証言篇』を追加制作しました。
「証言篇」は、シベリア抑留を体験した出演者の近田明良さんの言葉を余すことなく映像に残すことで、未だ全容の解明に至らないシベリア抑留の証言資料として、研究者などに役立てていただくことを目的に制作しました。
チャプター
00:50～：Chapter1-1・1941～1945年頃・戦時下の国内～近田さんの少年時代～
02:30～：Chapter2-1・1945年2月・徴兵～臨時召集後の動き～
05:30～：Chapter2-2・1945年2月・徴兵～満州への移動行程～
11:05～：Chapter3-1・1945年2月～5月頃・戦争末期の満州～ジャムスでの初年兵訓練～
14:10～：Chapter3-2・1945年5月～8月15日・戦争末期の満州～奉天での終戦～
17:45～：Chapter4-1・1945年8月15日～9月頃・終戦後の動乱～八路軍の襲撃、初の戦闘～
22:55～：Chapter4-2・1945年9月頃・終戦後の動乱～ソ連軍による武装解除～
27:10～：Chapter4-1・1945年10月頃・シベリア抑留～ガラドックまでの行程～
29:05～：Chapter4-2・1945年11月～1946年7月・シベリア抑留～ガラドックでの強制労働と暮らし～
35:50～：Chapter5-1・1946年8月頃・ウクライナでの抑留～ウクライナまでの行程～
46:15～：Chapter5-2・1946年8月～1948年10月・ウクライナでの抑留～ウクライナでの労働・暮らし～
53:20～：Chapter5-3・1946年8月～1948年10月・ウクライナでの抑留～作業所で撮られた写真のこと～
55:50～：Chapter6-1・1948年10月・帰国～帰国の際の動き～
57:50～：Chapter6-2・1948年10月・帰国～ソ連による赤化教育～
1:00:50～：Chapter6-3・1948年11月・帰国～帰国の船の中で～
1:04:10～：Chapter6-4・1948年12月・帰国～舞鶴から東京へ～
1:07:10～：Chapter6-5・1949年以降・帰国～就職難～
1:08:50～：〈補足証言〉・当時の食糧事情について
1:13:05～：〈補足証言〉・シベリア、ウクライナでの看守との関係性について
1:15:23～：〈補足証言〉・シベリアでの強制労働の厳しさについて
1:16:28～：〈補足証言〉・過酷な環境への向き合い方について
1:18:38～：〈補足証言〉・収容所での一日の流れについて
1:21:28～：〈補足証言〉・抑留中に直面した同僚の死について
1:24:54～：〈補足証言〉・抑留中の日用品について
1:26:46～：〈補足証言〉・ウクライナでの労働について
『行き先も、分からずに～20歳の初年兵、シベリア抑留の記憶～証言篇』
【出演者】
近田明良
【製作者】
〈企画〉森田典子(福生市公民館松林分館)
〈監督〉池田悟(福生市秘書広報課)
31 июл 2018
