フィリピン、「中国が危険な行為」と非難　南シナ海で船衝突、兵士複数負傷 

フィリピン政府は１７日夜、南シナ海のアユンギン（中国名・仁愛）礁近海で同日、比物資運搬船と中国海警局の船舶が衝突したことに関し、「中国側が危険な行為を仕掛けてきた」と強く非難した。衝突で比海軍の複数の兵士が負傷、うち１人は指を切断した。比側の武器も押収されたという。
　地元報道によると、中国海警局の船舶はフィリピンが実効支配するアユンギン礁に物資を運んでいた６隻の船の進路を妨害。ゴムボートに穴を開け、積載されていた武器８個も押収したとされる。兵士がけがをした際の状況など、詳細は分かっていない。（フィリピン軍提供）
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