１月２５日（土曜日）、丹生川小学校の１年生が、生活科の時間を利用して糸車について学びました。
実演を行ったのは、およそ６０年前に自宅の蔵から見つけた江戸時代の糸車で、児童達に昔の生活様式を伝えている樋口正美さん８５歳です。
先ずは樋口さん自身が栽培している綿を配りその感触を味わってもらいました。
そして綿には種がある事を伝え、種取機を使って取り除く方法を実演。
児童達はその種の多さに驚いていました。
続いてハンドカーダーで綿をほぐすと生成りだった綿が真っ白に。
そして皆さんが楽しみにしていた糸車体験です。
国語の教科書で学習した「たぬきの糸車」を思い浮かべながら本物の手廻し式糸車の使い心地を確認していました。
教科書に書いてあったように「キーカラカラ キークルクル」とは鳴りませんでしたが、児童の一人は「もっと硬いと思っていたけど軽くてまわしやすかった」と実際に触れて大満足な様子でした。
糸車学習に夢中になる児童を見て丹生川小学校の近藤弘美校長は、「教科書の絵を見ているだけでは分からないので、実際に見て触ることで生きた学びが出来、子ども達にとって貴重な体験になりました」と話していました。
14 апр 2020
