宇多田ヒカル - 真夏の通り雨 

海で仕事をしている父の帰りが心配で、もうすでに、雨や塩水で濡れているにもかかわらず、子供の頃の私は、父の分の傘を持って、雨の中、帰りを港でずっと待っていました。船のエンジンの、音が近づくにつれて、なんだか急に恥ずかしくなって、まだ小さい弟に、お父さんに渡してねって傘を押し付けて、ちゃんと渡してるかなって、遠くから見ていました。 でも、父には私の考えてる事がお見通しだったみたいで、30年たった今でも、その時の話を、嬉しそうに、会うたびお酒を飲みながら話しています。 宇多田さんのこの曲を聞いていたら、ふと思い出して懐かしくなりました。

この真夏の通り雨って凄く好きなんですけど、聞くとどうしても泣いちゃって… 好きなのに聞くのを躊躇しちゃうっていう不思議な力がありますね。

本当に凄い。何度聴いても凄い。 誰しもが抱えるだろう永遠の別れに対する感情をここまで言葉で表現するだけじゃなく、日常生活でふと沸き起こる別れに対する虚無感、喪失感を「通り雨」で表す表現力。止まない通り雨、通り雨だから突然降って直ぐに止む、繰り返すから止まない。夏の湿気の様にまとわりつく、春でも秋でもなく「真夏の通り雨」。それでも人は生きている、生活している。本当に凄い。

故人を思う気持ちと、夏特有の季節感とがこんなにきれいに重なってひとつの歌として表現されてるのが凄い

この曲聞いたとたん、涙出ていて止まれなかった。中国人で、通勤電車、夏祭り、線香花火など日本なりの体験を鮮明に触れないのに、なぜこの曲に深く惹かれているのは国境と文化を超えた音楽の魅力であるしかない。憂鬱と不安障害と長年に闘って、いかに努力してどうせ日頃に悲しい気持ちしかないけど、振り返ったら生きられて、世の中たくさんの物事を体験することさえ、幸せだ。病気、逆境、悲しみと闘っている皆さんも頑張ってね。ご活躍を心からお祈りしています。

（自分用） 夢の途中で目を覚まし 瞼閉じても戻れない さっきまで鮮明だった世界 もう幻 汗ばんだ私をそっと抱き寄せて たくさんの初めてを深く刻んだ 揺れる 若葉に手を伸ばし あなたに思い馳せる時 いつになったら悲しくなくなる 教えてほしい 今日私は一人じゃないし それなりに幸せで これでいいんだと言い聞かせてるけど 勝てぬ戦に息切らし あなたに身を焦がした日々 忘れちゃったら私じゃなくなる 教えて 正しいサヨナラの仕方を 誰かに手を伸ばし あなたに思い馳せる時 今あなたに聞きたいことがいっぱい 溢れて 溢れて 木々が芽吹く 月日巡る 変わらない気持ちを伝えたい 自由になる自由がある 立ち尽くす 見送りびとの影 思い出たちがふいに私を 乱暴に掴んで離さない 愛してます 尚も深く 降り止まぬ 真夏の通り雨 夢の途中で目を覚まし 瞼閉じても戻れない さっきまであなたがいた未来 たずねて 明日へ ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない渇き ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない oh ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない渇き ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない oh ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない渇き ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない oh ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない渇き ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない oh ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない渇き ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない oh...

22の時に亡くした母を思い出す曲。 ２年間の癌の闘病でした。弱音を吐く事なく、少しでも効くなら何でもやって延命を望んでいた。 緩和的なケアに変わって、痛くて泣き叫ぶことはあっても私の前では頑張っていた。しかし数年ぶりに揃った姉２人、兄1人に会った瞬間、4人で抱き合って『死にたくないよ、』と声を出して泣いてたのが今でも忘れられない。 あれから14年。今は10歳の野球少年の母ちゃん頑張ってます！ 見守っていてね

私の中で宇多田ヒカルの1番の名曲だと思う。

『自由になる自由がある』って 本当に凄い言葉

この曲は本当にすごい。 聞くたびに線香と畳の匂いがする。 嗅覚に訴えてくる曲なんて、この歌ぐらいじゃないかな。

宇多田ヒカルさんは「不自然に明るすぎるもの」も「変に暗すぎるもの」も作られない。ただ「同じ経験をしてなくても誰もが心のどこかに持っている、大切で理解されない部分」を拾い上げてくれる曲を作るな、と思う。

母と暮らしていたあの頃はいつまでも続くものだと思ってた。 母が突然亡くなって、この詩の意味が心にしみる。 母と暮らしていたあの時間は夢で目が覚めただけ。 瞼を閉じても戻れない。さっきまで鮮明だった世界に戻れない。 聞きたいことも沢山あった。 お母さん！もう一度でいいから話をしたい。

私の母も複雑な幼少期を過ごし、長年精神的な病と共存しながら他の誰も信じず生きていました。 家族だけを愛して、それが故に引き起こされる問題も多くて。 でも様々な難しさと戦ったことも嘘のように、先日、皆に愛されながら安らかに天に召されました。 様々な重圧と生活を維持することの闘いが無くなったら、私にとっての母は愛と優しさしか残らなかった。。。 私は自由になったけど、、、 無性に母に会いたいです この自由の中、母に会いたい。。 後悔も懺悔も感謝も、 きっと忘れられないけど、私が背負った重さを子供たちには感じさせたくないから、カラッとした母でいたいと思っています。 でもたまにはこの曲を聴きながら心を解放してあげよう。 素晴らしい歌をありがとうございます 本当にありがとう そして やまない雨と乾きは、あれから6年経った今どうあるのか 今の思いも聞いてみたいなと思ったりしています それが更に5年後でも10年後でも

終戦、お盆、日本の夏のザワザワとしていて陰鬱なこの感じ。何でこんなにもこの曲に惹かれるのかわからないけれど、自分の中の遺伝子がそれに逆らえない感じがする。

何度聴いても染み入る曲。そして「想い出達が乱暴に掴んで離さない」なんちゅう歌詞を導き出す人なんだ。

この曲を聴くと23歳の時に亡くしたお母さんの事思い出す。 幸せだった思い出ほど、思い出すのが辛い。 8年も経ったのにまだ悲しくてすぐ涙が出るよ。 本当に、いつになったら悲しくなくなるんだろ… 娘も8歳になっちゃったよ。 可愛くしてもらった七五三、見せたかったな。 この曲を聴いて、思い切り泣いてまた頑張る。 こんな素晴らしい曲を聴かせてくれて本当にありがとうございます。

宇多田ヒカルを聴くと、寺社仏閣を訪れた時みたいな、神聖な、浄化されたような気持ちになる。 神様仏様、もはやその域。

大学4年生の時に亡くなった母が、しょっちゅう当たり前のように元気な姿で夢に出てくる。目が覚めて、こんな夢見たな。あ、でもお母さんはもういないんだった。って気付く。最初はその度に絶望していたけど、最近はもう亡くなって7年も経ってるから平気だと思ってた。けどお母さんの夢をみる度に心のうちのどこかではもっと多くの時間を一緒に過ごしたかったと望んでいるんだと思い知らされる。

なんだろう。。。毒親でなかなかお母さんの愛に触れることがなかったけど、これを聞くと何故か懐かしさと切なさと苦しさとよみがえってきます。そして泣けます。自分の子供に無償の愛をたくさん与えていきたいって思えます。

宇多田さんの曲の中で一番の名曲だと思います。「忘れちゃったら私じゃなくなる」って歌詞が本当に好きです。 ずっと曇天の下にいるような、憂いが付き纏っているみたいな、虚しくもありノストラジックな曲の雰囲気がたまらなく好きです。

カラッとした爽やかな夏を感じるj-popは巷で見かけますが、日本独特な「ジメジメした蒸し暑さ」を音楽で感じたのはこの曲が初めてです。

宇多田ヒカルが日本人でよかった。 日本語の言霊を使える歌姫。心に滲み透る

私はブラジル人で、日本が好きで、日本語を勉強しています。この曲を翻訳してみたばかりです。悲しくなった時、いつもこの曲を聴いてしまったけれど、まさかこんな綺麗な歌詞があったんだー 勉強になりました。ありがとうございました、宇多田さん。 なんというか、この曲のように、いつか好きな人から「あなたに聞きたいことがいっぱい」を聞いてくれると嬉しいなー。（笑）

先月母が亡くなり、夢に出てきて「なんだ生きてたんだ！」と思ったのに…。夢から覚めてとても残念に思いました。そしてこの歌を思い出し聴きにきました。

こんな聞き方は良くないと思いますが、時折とても死にたくなってしまう時に、周りの人にこんな思いをさせちゃダメだと思い踏みとどまらせてくれる曲です。

あなたの使う日本語が美しすぎて 翻訳して外国人に伝えようと思っても どこか全て伝えられていないような気がします そのもどかしさでまた日本語の素晴らしさに 気付かされます 世界に誇れる日本で1番の そして自分の中の1番の歌手です。

鬱病を患ってます。 苦しんでます。 「自由になる自由がある」の部分に毎回大切な人たちを思いながら優しい言葉に涙が溢れます。

『真夏の通り雨』『花束を君に』... ヒカルさんが 残してくれた 永遠の宝物 ...

コメントを見てると涙が止まらない。 みんな この曲に共感するような経験してるんだね、 悲しみを抱えながら それでも頑張ってるんだね。

この曲をライブで涙目になりながら、それでも気丈に歌う姿に観てる側は号泣してしまいました。 優しくも危なっかしい旋律、想い人に宛てた言葉なのに聴く人に誰かの事を思い出させる歌詞… 通り雨なのにずっと止まない雨って… 本当に出会えて良かったと思える歌ですね。。

MVに映るシーンのどれも実際体験した訳ではないのにやけに懐かしくて胸が苦しくなる。

日本人の心の中にはいつも雨が降っている。 梅雨、夏の夕立ち。 日本人の心象風景でしょうか。 50歳を過ぎ人生の折り返しに気付いたこの頃、この歌は心に響きます。

どうしても辛いときなぜかこれを聴くと涙が出るとかじゃなくて、ホッとする。みんなそれぞれの地獄を生きている。わたしにはわたしの地獄があるし、他人には他人の地獄があるんだよなと、この曲を聴くと思う。辛さは分け合うことができないけど、こうして歌を聴きながら他人の人生に想いを馳せることのできる間はまだ大丈夫だよって宇多田さんが言ってくれてる気がして。

妻が癌で亡くなり、先日納骨しました。 宇多田ひかるさんの歌はデビュー時から好きで良く聞いてましたが、今この曲を聞くと涙が溢れてきます。 だからといって聴きたくないのではなく、また聞いてしまう。とても心に寄り添ってくれる名曲だと思います。

人の持つ虚無感、寂寥感を、微妙な変化はあっても、サビを作らず、４つのベースコードの繰り返しで表現する凄さ。 そして心を抉られるような歌い方も凄まじい。

もう会えない人を思い出すとここにきて泣きます。 通り雨のように突然降ってくる寂しさに寄り添ってくれる歌。 宇多田さんの雨もいつか止みますように。

母の介護のため、毎日、仕事を早めに終えて急いで帰宅をしています。介護する母のいる事の有り難みを感じさせる曲ですね。もうちょっと頑張ってみようと思います。

「自由になる自由」がある 自ら死を選んだお母さんの選択を尊重しようとしてるというか、生きてて欲しい自分の願いは相手を苦しめてしまう事かもしれないから、受け入れられなくても、事実として飲み込むしかないんだよね。 正直この歌はライブやテレビで歌われることはないだろうなと思ってた。 泣いちゃって歌えないだろうなって思ってた。 でも宇多田ヒカルは歌った。すごいと思った。 聴いてるだけで涙でちゃうのに、当事者が歌えるのすごすぎて宇多田ヒカルはものすごいなって思った。

大量消費の為の音楽を創っている人には絶対に作れない、宇多田ヒカルという才能を等身大に投影した名曲。

宇多田ヒカルは初期のR&B路線が好きなんだけど、歳を重ねてこそ作れるこういう重みのある歌も素晴らしい

なんだ、コメント読んでるだけで泣けてくる。みんな宇多田さんに支えられてるのかな。いい歌。

今、私には父、母、妹、祖父、祖母、ペット、大好きでかけがえのない人達が皆元気に過ごしています。それがどれだけ幸せなことなのか、痛いくらいに刺さりました。失うことが本当に怖いし、考えただけで不安で泣いてしまいます。ここのコメントを読んでいると大切な人の死に直面している人たちが沢山いて、苦しいです。いつ失ってしまうかわからない大好きな人たちとの時間を、より大切に過ごしていきたいと思います。

何をしても消えない痛みって、あると思う。誰を傷付けても戻らない時間とか。でも何十年も経って気付いてみたら、雨がとても優しくて甘く感じるようになった。まだ何も苦しみがなかった幼い日の梅雨みたいな。色んな雨があるから。誰かを癒やしてくれる雨も。

人生を何周したらこんなにすごい曲が作れますか……

小説一冊読み終えたような重みを残す曲。

子供の頃の夏休み、おじいちゃん家に泊まりに行って、夜、兄弟と従兄弟達と庭で花火した事 部活の友達と夏祭りに行った事 そんな昔の夏の思い出たちが甦ってくるような曲 もういない大切な人、会えない人達、無い場所、戻れない大切な夏の思い出が甦る

この曲を聴くと雷が怖い私を膝枕して片方の耳をふさいでくれた祖母を思い出す。もっともっと話したい事教えて欲しい事いっぱいあった。祖母の作るおはぎが食べたい。私を愛せない母から、母の目をぬすんで優しくしてくれた祖母。 この曲を聴くと雷が怖いのにずっと膝枕して欲しいから止まないでと思った夏の日を思い出す。 この間夢を見た。母と祖母が仲良く私の家にやってきてコーヒーが飲みたいからと二人が笑っていた。人は逝くと怨みも憎しみもなくなるんだよと二人が教えてくれたように思った。この曲とコーヒーが私を癒してくれる。

今でも聴いてるぞ。 まさに神の編曲。 無駄な音がない、それでいてズドン。 言葉の壁も越えた、史上最高の歌。

ほんとうに人生は一度きりってことを考えさせられます。

とてもいい曲です。藤圭子さんありがとう。あなたが居なければこんな素晴らしい子が生まれなかった。そしてあなたの子の曲で救わられる人達の多い事

今年は通り雨が多い。この曲を嫌でも思い出す。宇多田さんのことすごくすごく好きだし尊敬しているのだけど、この曲だけは怖くて…。怖いっていうのは、日本の夏のなんていうか陰鬱な感じ、生と死が近く思える特異な季節、それをここまで表現してる曲ってあまりないと思うから。聴くたびに苦しい気持ちになる、けどまた聴きにきてしまう。ここでしか癒されない魂がある気がするから。

貴方の雨がいつか止みますように。 貴方の渇きがいつか癒えますように。

これ聞くとどうしても走馬灯のように、身内の死とか思い返しちゃうから辛いし毎回泣いてしまう。 聴くのを躊躇しながらも、曲の美しさが圧倒的なので、定期的に聴いては泣いてしまいます。本当に素敵な曲

宇多田ヒカルはアーティストでもありまた哲学者でもある 心に深く向き合っているからこそ書ける歌詞だと思う

お爺ちゃんが亡くなって その２ヶ月後にお父さんが亡くなって。 そして、その1年後に私が子宮内膜症のため手術しました。 子供は1人も授かる事なく、もう産めない現実を突きつけられました。 2016年〜2019年の間はほんとに辛かった。 そんな時私に絶望と喪失感のトラウマを癒してくれたのがこの曲でした。 現在34歳ですがここまで耐えて来れたのは宇多田ヒカルさんの歌のおかげです。本当にありがとうございます。 泣きながら聞いてます。

最後の、 「ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない渇き」 って言うのが切ないですね。 深い悲しみと、 誰かの愛情を求めてしまう渇き、を想像します。 雨が降ってるのに渇いてるっていう矛盾のような言い回しにも、虚しさ、切なさを感じます。

曲はきれいで深い。 それは日本語の美しさ。 日本人の心を少しわからないけど 私外国人はこんなに美しいミュジクが好き。

人によって受け取る状況が様々。 死別、苦しみとの葛藤、訳ありな恋愛etc.... 決めつけない歌詞が　とても秀逸です。さすが宇多田ヒカル

今でもこの曲を聴くと 亡くなった祖母のことを思い出す 祖母には後悔しかない 会いたいなぁ... 会ってありがとうって伝えたい

毎年夏は来る。 でも同じ夏は二度と来ない。 あの人がいた夏、一緒に過ごしたあの瞬間にはもう帰れない。 この曲を聴くと、夏特有の高い気温とじっとりとした湿度、雨に濡れた地面の匂いまで鮮明に思い返される気がする。

これは…きっとお母さんへのラブレターなんだなと思った。こんな美しくて哀しい日本語の歌詞久しぶりに出会った気がする。

父と決別した夜にカフェで聞いたら涙が止まらなくて困った。湿ってへばりつくような夏の重い空気のなか、突然雨が降って少しだけ晴れるような…お母様への思慕をそんな空気で表現したのでしょうか。 激しい思いをここまで芸術に昇華できるのって本当に天才だとおもう。 お母様のファントームを感じながら、もがきながら産み出した作品なのだろう。

【歌詞】 夢の途中で目を覚まし
瞼閉じても戻れない
さっきまで鮮明だった世界　もう幻

汗ばんだ私をそっと抱き寄せて
たくさんの初めてを深く刻んだ

揺れる若葉に手を伸ばし
あなたに思い馳せる時
いつになったら悲しくなくなる
教えてほしい

今日私は一人じゃないし
それなりに幸せで
これでいいんだと言い聞かせてるけど

勝てぬ戦に息切らし
あなたに身を焦がした日々
忘れちゃったら私じゃなくなる
教えて　正しいサヨナラの仕方を

誰かに手を伸ばし
あなたに思い馳せる時
今あなたに聞きたいことがいっぱい
溢れて　溢れて

木々が芽吹く　月日巡る
変わらない気持ちを伝えたい
自由になる自由がある
立ち尽くす　見送りびとの影

思い出たちがふいに私を
乱暴に掴んで離さない
愛してます　尚も深く
降り止まぬ　真夏の通り雨

夢の途中で目を覚まし
瞼閉じても戻れない
さっきまであなたがいた未来
たずねて　明日へ

ずっと止まない止まない雨に
ずっと癒えない癒えない渇き ずっと止まない止まない雨に
ずっと癒えない癒えない oh

大切な人。 不意に思い出すと、頭の中から離れない。 溢れ出てくる思い出。 懐かしくも、悲しくも、切なくもある。 そんな「想い」を「真夏の通り雨」と比喩出来る人がこの世界に何人いるだろう。 沁みる。曲が心に沁み入ってくる。

随分 昔 15才のお正月に 母が急死しました。 親になり 愛する家族ができた事で 更に 溢れる母への想い。 歌詞の全てに苦しい程 共感しています。 宇多田ヒカルさん、応援しています。

世の中には夏の季節にぴったりな曲が溢れているけど、これは日本特有の空気感を纏った夏の曲なの、別れを告げた人を偲ぶための季節をここまで表現できるのは言葉に表せないほど素敵　リリースされた時、耳にした衝撃が忘れられない　この音楽に、宇多田ヒカルに、出会えて良かったと心から思えた一曲

祖母が早く亡くなってしまった時、母親が、もうこの世に心から自分を愛してくれる人はいなくなったって、幼い私に言ってて傷ついた記憶があるけど、今ならわかるなと思う曲。

曲聴いて泣いて、美しい言葉のコメント達を見て泣いて、そのコメントにまたまた優しい言葉のコメントを見て泣いて…この曲の奥行きを理解出来る年齢や経験を重ねて来られた自分は幸せだとつくづく思えた。

なんちゅう曲を作るんだこの人は。 自分にとって懐かしい曲でも慣れしたんだ曲でもないのに、 色を失いつつあるほど古い、でも忘れようのない重い、様々な記憶をどんどん引っ張り出す。 自分が年を重ねるほどに、勝手に深みを増していく曲。すごいね。

このPVは何度見ても不思議な気持ちになる。 見たことないはずなのにどこかで見たことがあるような懐かしい気持ちになる。 花火を楽しむ人々、夕焼けを見上げる人、帰り道、川に何かを見つけて足を止める親子、遊ぶ子供たち、車窓に流れる景色…。 命を慈しむこの曲に相応しい生に溢れた映像が本当に素晴らしい。

ヒッキーがお母さんになって、見えなかったものが見えて、圭子さんのこと思いながら書いたのかなって思っただけで泣けてきた...

この曲を母国語で聞ける‥日本に産まれて良かった

ヒカルさんの通り雨は、もう止んだだろうか？ みんなの心の雨が止むように。

このpv、たくさんの人や風景が出てくるけど、誰かの顔や表情に一度もフォーカスしていないんだね。 だからこそ観てる人それぞれの心の中にある人や風景とシンクロして強烈な想いを呼び起こさせる。 宇多田ヒカルを一度も使わなかったこのpvのセンスも凄いと思う。

私は日本語を学んでいます。この曲を翻訳するとき、私は泣き続けました

バスドラムが後半になるにつれて増えて速くなっていくのが主人公の心臓が脈打つ感じと重なっている気がして深いなぁっと感じました。

ベストアルバムに入ってて欲しかった　……

今あなたに聞きたいことがいっぱい、って 宇多田さんの心情なのかなと思うといつも切ない気持ちになります。

ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない乾き 最近家族を亡くして、この歌詞の意味を初めて実感しました。 何度も何度も聞いた歌なのに、遺されてみて本当の意味でこの曲を理解できた気がします。 ここまで人間の心情にぴったり寄り添って表現できるのかと心底驚かされ、同時にこの歌を作れた宇多田ヒカルさんに、聴いてるこの瞬間も隣に居てもらえてるような気がして、同じ悲しみじゃなくても分かってもらえてる気がして。 この約6分間だけが、日常の中で亡くなった家族を思って泣ける時間です。 この歌を作ってくださって本当に感謝しています。

これだけたくさんのシーンがパーンしながら切り替わるのに人の表情を正面からとらえたシーンが一つもない。 この手法によって意識が映像にフォーカスしすぎることが無く、歌の歌詞が心に静かに確実に響いてくる。 すごい映像。涙がとまらない 構図にしても下から上へ見上げるものが多い。これは受け取り手の幼少期の視線をサブリミナル的に感じさせることで、ある種のノスタルジーを感じさせている。 亡くなった親御さんのことを思い出したり、宇多田ヒカルさんのお母様のことを歌ったことのように感じる人が多いのはこのためだろう。 このような計算を、恣意的な部分を微塵も感じさせることなく、芸術の域まで達している素晴らしい映像と音楽の融合だと改めて思う。

またこの曲を耳にする季節。毎年ループする名曲。

今年に入って大切で愛していたインコが2羽亡くなってしまって、この曲を聴きたくなりました。 歌詞が本当に染み込みます。 私にはまだ他のインコたちがいるし、その子たちがいて幸せで、でもふとした時に思い出して胸が苦しくなります。 “思い出たちがふいに私を乱暴に掴んで離さない” 正にに歌詞の通りです。 大切で幸せだった思い出なのに。 大切なものを喪った人の感情をこれほど日本らしく歌える宇多田ヒカルさんは本当に素晴らしい歌手ですね。

いつも何気なくみていたnewszeroの見方がちょっと変わった むごい殺人事件やテロの映像と共に流されると、単純な怒りだけのベクトルが急に歪んでどこか悲しく染みていく感覚 そんな風に感じさせる宇多田ヒカルの歌って本当に神秘的だよね

昨夏、息子を末期癌で見送りました １５歳３６４日 お誕生日の前日に旅だったあの子が大好きなケーキを買って、冷たくなった我が子を抱きしめながら、ケーキにロウソクを灯して ９年間、難病の自己免疫疾患と闘い最後は癌に蝕まれ苦しむ我が子をただただ支えて見守るしか出来ずにいました ３年前に事故で娘を失って、なんとしてもなんとしてもなんとしても息子だけは守り通したかった 神様はいるのですか？ どうしてなの 未だに深い深い底なし沼のような悲しみが癒えることはなくて、この苦しみは拭いようもありません いつまで続くのかさえわからない それでも私は生きている ４１歳の今も生きている 夫とはわかりあえず、別れることにしましたが、娘と息子はあの世で理解してくれるだろうか そんな時にこの歌を聴きました 死にたいくらいに毎日がモノクロのような世界でした けれど、生き抜きます 何かあっても ありがとうございます

大学入学した頃のnews zeroのエンディングテーマだった。 なれない独り暮らしだったし、コミュニケーションとるのが苦手だったので、大学で周囲と馴染めず、バイトでは怒られてばっかだった。 社会人になった今聴くと、当時を思い出す。でも嫌な思い出ではなく、惨めでも頑張っていた、あの頃があったから今の自分がいるんだと思える曲。

５年前にコメントした自分に よく頑張ってるな。まだ生きてるよ。 状況はあまり変わってないけど、あの時頑張ったお前のおかげで今日もまた生きていられてるよ ありがとな

デビューしてから二十年以上経ってもこんなに人を感動させられる曲が作れるなんて素晴らしいし、唯一無二…。これからも彼女の作る歌を聴き続けたい！

人生における「別れ」に対して、人間として真摯に向き合った名曲だと思います。

また、急に、この曲を、聴いてしまいまってます🎵天に逝った母親に、逢いたくなった時や、涙が勝手に出る時など、何かに迷ったり、お母さん😢泣かないように、暮らしてるのは、見えますか？💫

2年前の夏、最愛の妹が急死して誰が一番大切か思い知らされた。当たり前の存在がいないことがこんなに辛いとは。誕プレで宇多田ヒカルの「初恋」をくれた彼女。赤の他人の恋人よりかけがえのない人。大好きなのに辛く当たり自己嫌悪。

雨上がりの湿った匂い。別れの切なさ。誰しも平等に訪れる死の匂い。それでも生きて行かなければいけない虚無感。一冊の長編小説を読み終えた時のような感覚がわずか5分少々の曲に詰まっている。 こんな美しい曲を描ける人が日本人に残っていて良かった。

「いつになったら悲しくなくなる」

ここのところいっぱいいっぱいで泣きたい心境なのに全然泣けずにしんどかったんだけど、あなたの歌聴いたらやっと涙が出てきて詰まったものが通った感じになってまた明日から頑張れそうですありがとう。

この曲を120％活かすMV。映像だけでも成立するくらい。大好き。

ヒカルのひとつの到達点であり、日本音楽史上、ある種、最も偉大な楽曲であると断言できる。メロディー、歌詞、未達の領域に行き切りましたね、本当に。

この曲を聞くと何故か涙が止まらなくなる。

この曲を聴くと辛いこと思い出してしまうのに言葉も音も声も美しくてやはり聴きたくなってしまう。数年ぶりに勇気だして聞いたらやはりその時の 気持ちが沸き起こってきて感情揺さぶられ過ぎて、時間は有限でその時しなかったことは、そう、あなたのいない未来に繋がってもう二度と訪れなくて。音楽は人の記憶に深く結びつくとまた今日も思い知りました。

コメント欄読んで泣いている2024。

夢の途中で目を覚まし 瞼閉じても戻れない さっきまで鮮明だった世界　もう幻 汗ばんだ私をそっと抱き寄せて たくさんの初めてを深く刻んだ 揺れる若葉に手を伸ばし あなたに思い馳せる時 いつになったら悲しくなくなる 教えてほしい 今日私は一人じゃないし それなりに幸せで これでいいんだと言い聞かせてるけど 勝てぬ戦に息切らし あなたに身を焦がした日々 忘れちゃったら私じゃなくなる 教えて　正しいサヨナラの仕方を 誰かに手を伸ばし あなたに思い馳せる時 今あなたに聞きたいことがいっぱい 溢れて　溢れて 木々が芽吹く　月日巡る 変わらない気持ちを伝えたい 自由になる自由がある 立ち尽くす　見送りびとの影 思い出たちがふいに私を 乱暴に掴んで離さない 愛してます　尚も深く 降り止まぬ　真夏の通り雨 夢の途中で目を覚まし 瞼閉じても戻れない さっきまであなたがいた未来 たずねて　明日へ ずっと止まない止まない雨に ずっと癒えない癒えない渇き

高校の時に病気で亡くなった父が、2週間ほどして夢にやって来た。何も語らなかったが、死んでも生きてるんだという感じがして、気づいたら目が覚めて涙で濡れていた。久々にそれを思い出した。とても個人的な宇多田ヒカルの最高傑作と思う。