一帝二后の実現後、一条天皇は定子の地位を守るために立て続けに懐妊させましたが、ストレス続きの環境下での度重なる懐妊は定子には大きな負担となり、10ヶ月後、定子は第三子の出産直後に24歳の若さで亡くなりました。
定子の死に際し、一条天皇が深く悲しむ中、道長と詮子は冷淡な態度を示し、葬送の手続きを避けるほどでしたが、道長の酷い態度は罪悪感からくる怨霊を恐れる気持ちを振り払うためとされています。
一方、藤原行成は一帝二后の罪悪感も相まって定子寄りの姿勢を示し、若手貴族は世の無常を感じて出家するなど、定子の死は多くの貴族の人生を変えるほどの影響力を持っていました。
今回は、源氏物語の誕生にも関わる定子の最後の1年と悲劇の死が周囲に与えた影響について紹介します！
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参考文献
山本淳子『紫式部日記と王朝貴族社会』
amzn.to/4bTtk3l
山本淳子『枕草子のたくらみ』
amzn.to/3STfuaF
倉本一宏『藤原道長の権力と欲望 「御堂関白記」を読む (文春新書 915) 』
amzn.to/4b5FiqJ
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【目次】
01:32 定子の最期の日々
08:27 定子の最期と道長の反応
13:17 定子の死の影響
#光る君へ ＃定子 ＃清少納言 #一条天皇 ＃大河ドラマ
5 сен 2024
