2015年11月より川崎重工業にて製造・搬入され、2016年4月より順次営業運転を開始している山陽電車の新型車両、6000系が奏でるVVVFサウンドです。
主制御器はVVVFインバータですが、主制御器製造メーカーとしては山陽電車初の三菱電機製のものが採用されています。搭載されているVVVFは1C2M×2群のごくごく標準的な三菱電機製のIGBT-VVVFではありますが、組み合わさる主電動機が誘導電動機ながらも最新式の全密閉型となっているのが特徴的です。
一概に全密閉型だからこの音が出るというのは結論付け難いですが、それ故か同じような4極の全密閉型誘導電動機を採用する大半のMOSFET(フルSiC)-VVVF採用車種と同じようなモーターの音にE233系などに類似したVVVF変調パターンの組み合わせとなり、独独の折衷的な低速域の音を生み出しており、特に特徴的なのは非同期と同期において移行時に発する音でしょうか。
1997年登場の5030系以来19年ぶりの山陽電車における新形式となる6000系は網干線ワンマン運用を含めた3連普通車運用が中心となっていますが、奇数番と偶数番の編成1つずつを組み合わせた3+3の6両編成としての運用も可能であり、2017年6月に6002F+6003Fが6両編成を組み試運転を行った後、9月からはその編成が5000系リニューアル工事施工における欠車を埋める形で直通特急運用に充当されています。(運転時刻はホームページに掲載されているため簡単に狙うことができます。阪神山陽シーサイド1dayチケットなどを利用してひたすら追い回すのもありだと思います)
サウンドは車外からと車内から(神戸高速線 黄色直特 元町→高速神戸,網干線 ワンマン普通車 天満→網干)の両方を用意しています。
6両編成直通特急運用の映像が中心ですが、本線普通車や網干線ワンマン列車,試運転時の映像についても収録しています。
簡単なスペック
VVVF:MAP-184-15V270 三菱電機製 IGBT-VVVF(Si-IGBT+Si-Dd) 1C2M×2
MM: MB-5158A 三菱電機製 全閉自冷式かご形三相誘導電動機 1時間定格出力180kw 4極
駆動装置:WN継手式駆動方式
歯数比82:15(5.47)
車外映像撮影地
明石,垂水,天満,板宿,甲子園,石屋川,花隈
Twitter:@kk44_1367
20 мар 2018