私は、昨晩ぼっちちゃんと久しぶりに飲みに行った。久しぶりに会ったぼっちちゃんはあの頃とは違い大人びていた。ぼっちちゃんは意外といける口だったので一晩中一緒に飲んでいた。店を出た後から私は酔ったせいでそこから記憶がないが、起きた時には自分のベットに横たわっていた。私はそこで異変に気づく。手に妙な粘り気を感じたのである。私は嫌な予感がした。恐る恐る目を開けると手が赤く染まっていた。血かと恐怖に染まったが、とりあえず昨日一緒にいたぼっちちゃんに聞くことにした。私は不安からコンビニで酒を買い、飲みながらぼっちちゃんの家に向かう。私はインターホンを押した。しかし応答はない。私は何度かそれを繰り返した。しかし同様に応答はなかった。そこで私は気づいたのである。昨日の飲み屋に行った時金がなくてぼっちちゃんに奢ってもらったことを。ではなぜ私は今日酒を買えたのだろうか……私は気づかない方がいい真実に気付いてしまった。だが、私は信じれない、いや信じたくないのだ。だから扉を叩く。扉を叩く。扉を叩く。 end
