『東風(くち)』
詞・曲/仲宗根 創
①
東太陽拝でぃ 東風や吹ち清らさ
弥勒世ん迎てぃ 島や世果報
②
今日ぬ吉る日に 上下や揃てぃ
互に喜ばな 世明きでむぬ
③
かりゆしぬ御祝 かりゆしぬ唄に
かりゆしぬ踊い 代々ぬ残さ
④
島ぬ果てぃ迄ん 村ぬ果てぃ迄ん
笑ぇ福々とぅ 日々ぬ嬉しゃ
⑤
東風ぬ便い 新世ぬしるし
生命ゆ喜びや 神ぬ恵み
⑥
島や持ち立ちゅる 玉黄金童
御万人に尽くち 世界に誇ら
〈歌意〉
①
昇り来る太陽を拝み 清々しい東風を受けて
豊年の年を迎えて 島は幸せに満ちる
②
今日の素晴らしき日に 老若男女揃い
互いに喜びを分かつ 神々しい夜明け
③
目出度い祝いに 縁起の良い歌と
目出度い踊り いつの世までも願い
④
島の果て迄も 村の果て迄も
幸せの笑い声が 聞こえる嬉しさ
⑤
東風が運んでくる便り 新しい年の幕開け
生きている喜びは 天からの授け物
⑥
島に響き渡る 子供達のはしゃぎ声
未来永劫に伝え 誇り喜ぶ
〈読み〉
①
あがりてぃだをぅがでぃ くちやふちぢゅらさ
みるくゆんんけてぃ しまやゆがふ
②
きゆぬゆかるふぃに かみしむやするてぃ
たげにゆるくばな ゆあきでむぬ
③
かりゆしぬうゆうぇ かりゆしぬうたに
かりゆしぬをぅどぅい ゆゆにぬくさ
④
しまぬはてぃまでぃん むらぬはてぃまでぃん
われぇふくふくとぅ ふぃびぬうりしゃ
⑤
くちかじぬたゆい あらたゆぬしるし
ぬちぬゆるくびや かみぬみぐみ
⑥
しまやむちたちゅる たまくがにわらび
うまんちゅにちくち しけにふくら
16 окт 2024