60年以上前の古い斧。薪を割るのに愛用していましたが、楔がなくなっていて刃がぐらつき柄もかなり破損してました。分解して、錆落としをして、刃の欠けているのを直し、新しい柄に交換しました。
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1.分解します。
2.グラインダーで刃の破損を修正。
3.サンポールにつけて錆を落とします。
4.やすりで刃を整えます。
5.紙やすりで全体を研磨。
6.砥石で刃を研ぎます。
7.CRC556で錆止め。
8.柄を刃に合わせて刻みます。
9.刃に柄を打ち込みさらに楔を打ち込み完成。
斧の三本・四本の線は何?
斧に片側に三本、反対側に四本の線があります。これは樵(きこり)の作業を見守る山の神様への信仰の産物だそうです。三本の線は「ミキ」で「神酒」を表しています。(御神酒[オミキ]のこと) 反対側の四本の線は「ヨキ」で「四気」又は「四大」を表しています。四気とは、「太陽・土・水・空気」で、木を育てる気のこと。四大は地水火風のこと。伐採する前に斧を樹にたてかけて、山の神様が与えた樹木(他の生き物も含めた命)を使わせていただくことへの感謝と、伐採の許可、作業の安全を祈ったということだそうです。また、大木が倒れてきても「身=3」を「よける=4ける」、という縁起担ぎ・言葉遊びの意味もあるとも言われています。両面3本、両面4本の斧もありますが、残念ながらこれは元々の意味が分からない作り手が多くなっていることらしいです。
2 окт 2024