江戸時代の百姓は年貢をどのように納めていたか？年貢額をめぐる百姓と領主の駆け引きもあった！ 

特に天領（幕府直轄領）は、一揆が起こり揉めたら代官が飛ばされますから甘くなります。 福岡と博多、岡山と倉敷は、天領と外様大名が隣りあっているので年貢格差の大きさが有名です。 譜代大名も匙加減に苦労しました。

村単位で課税・納税しているから、領主側にとっては個人の滞納は直接関係がない。滞納分を支払うのは同じ村の村人。 したがって、災害や飢饉等で村全体が困窮しない限り、幕府・藩への滞納は発生しにくい。

それはない

おそらく今と違い移動の自由がなかった当時は、村の百姓にも格がありました。もちろん個人ではなく家族総出の総合力を裏付けにした格です。上位にいれば村役人の相談にも与れますし、村祭りでは上座に座れます。それについ最近まで農村では冠婚葬祭はもっぱら個人の家で行われました。家の大きさ、立派さがその家の村での地位を如実に現した訳です。年貢も収められず、人に助けてもらう家は何事も下座、末席に座り、人に指図される境遇に落ちてゆくのではないでしょうか。

治安（といっても野盗狩り程度）を武士が受け持ってくれるくらいですかね？ 福利厚生は村単位で自前で互助します。 凶作の時にはそれぞれの地域で減免、免除、蔵米放出もありますが充分な援助は期待出来ません。 要は百姓（一般人）は領主の持ち物だという時代です。

江戸時代は五公五民やろだから50%やろ。 今の税負担率は47.5%ぐらいだから、辛うじて今の方が少ないね。 なお、NHKや年金基金、町内会費や自賠責保険なんかの実質税金みたいなところあるし、それも含めると…うん。