気温が上がると相次いで起こる、ため池での死亡事故。
9日にも、香川県で釣りに来た6歳の男の子と父親が溺れ、死亡した。
そんな中、ため池の危険を知らせる動画が注目されている。
ため池に近づく男性。
水に足を入れたその時。
足を滑らせ、一気に肩まで水に漬かってしまった。
これは、ため池での水難事故を想定した実験。
実際に死亡事故が起きた、宮城県の現場で行われた。
池に入ったのは、現役の水難救助隊員。
足が底につくため、自力で上がろうとするが、腰が水面に出るぐらいの地点で足が滑り、それ以上は上がれなかった。
流れもなく、穏やかで、斜面も低く見えるため池。
なぜ隊員は上がることができなかったのだろうか。
実験を行った水難学会の斎藤会長に話を聞いた。
水難学会・斎藤秀俊会長「ため池はすり鉢状なので滑りやすい。これが1番の原因。滑って落ちたら、滑って上がれない。もしかしたらそのまま生きて陸に上がれることはないかもしれない」
重さ18kgのポリタンクを子どもに見立て、抱えて上がる実験も行われていた。
さらに、勢いをつけて上ろうとしてみると、さらに下へと沈んでいってしまった。
足がつかないところまで沈み、溺れてしまう可能性もあるという。
では、どのようにすれば助かるのだろうか。
斎藤秀俊会長「自分の足が届くのであれば、そこで立って頑張って救助を待つ、背浮きの状態になって水面に横たわるように浮く、こうやって救助を待ってほしい」
ため池に落ちている人を見つけた場合、救助するには、意識のある人をロープで引っ張ること。
また、ネットを斜面に張り巡らせ、落ちた人を背浮きで岸まで近づけさせ、ネットをつかんで上らせることも安全に救助できる方法だという。
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15 май 2021