作詞・作曲:朝倉安蔵
一、
勇ましく出航用意の
喇叭が響きゃ
何の未練も残りゃせぬ
水漬く屍とこの身を捨てて
今ぞ乗り出す太平洋
二、
住みなれし母港よさらばと
見返る空に
浮かぶ三浦の山や丘
椿咲くかよあの大島を
越せば黒潮渦を巻く
三、
皇国の海の護りを
身に引き受けて
水も洩らさぬこの備え
指の一つも指させちゃならぬ
練ったこの腕この体
四、
誰か知る昼はひねもす
怒濤を冒し
文目わかたぬ夜もすがら
御稜威畏み生命線を
しかと護らんこの海を
五、
緑なす山の影さえ
見ぬ幾月を
今日は母港へ軍港へ
招く旗山錨を下ろしゃ
見えて懐かしあの波止場
17 сен 2016