菩提樹／倍賞千恵子 

日本語詞：近藤楚風
作曲：シューベルト
編曲：小川寛興
昭和49年12月10日発売
谷間のともしび－倍賞千恵子世界の詩をうたう　Vol．２－に収録
　この曲については、倍賞千恵子の世界の斎藤幸二プロデューサーの解説より。
　楽聖シューベルトの歌曲集『冬の旅』の第五曲です。恋に破れた若者が放浪の旅を続け、絶望と悲しみが強く滲む姿を描いた歌曲です。ドイツの詩人ヴィルヘルム・ミラーの詩集によるもので、日本語の訳詞は近藤楚風です。楚風は明治１３年(1880)に豊岡の気象測候所の創始者で、儒学者の桜井勉の五男として生まれ、近藤家の養子となり東京外国語学校、美術学校、音楽学校などで学び、『名曲新集』『西欧名曲集』などを発刊。数々の名訳詞を残して大正４年、35歳で他界しました。
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