この製品は、医療機器の液晶画面の「枠」になる製品です。
①加工していて 難しいポイントとしては、曲げ回数が多いので１曲げ １曲げ のわずかな角度のズレが積み重なって全長寸法が、公差より外れてしまう事があります。
よって、まず正確に90度を出して、次の曲げも正確90度を出す、これを２２回 繰り返します。
最初の１台目は「角度だし」の作業で時間がかかってしまう事になります。
（ちなみに、通常の製品だったら 正確に90度でなくても、寸法が公差内であれば良品です）
② 次の難しいポイントとしては、 材料の硬さ違いによる角度のズレです。
１ロットで 100台程度の量の加工をしています。
先にも述べたように、最初の１台だけ角度を出して 加工に入りますので、 途中で材料が変わっていて、角度も変わっていたとしても気づかない事になります。
この対応としては、まず２２回曲げの最初の１曲げだけを、全数に同じ加圧で曲げ加工します。
だいたい３パターン程度で 角度の違いの束が出来るので、この３パターンの度に「角度だし」を
やり直して、正確性を保っています。
③ 最後のポイントとしては、 曲げ順序を暗記しておく必要があります。 よって、専任の作業者にやってもらっています。
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18 июл 2023
