2020年7月31日に茨城県鉾田市の玉田海岸で離岸流に対する訓練を行いました。今回の訓練は特殊救難隊が参加し、ヘッドランド(人口岬)付近で発生した離岸流に飛び込み、移動して脱出する訓練です。
離岸流とは、海岸から沖に向かう速い潮の流れのことです。沖から海岸に向かう波や風により、海水は岸に打ち寄せられます。このうち寄せられた海水が沖に戻ろうとします。これが離岸流です。
長さは、沖へ数十メートルから数百メートルにおよび、幅は10メートルから30メートル程度。離岸流は河川の急流と同じ速さのため、流れに逆らって泳ぐことは困難です。特殊救難隊員が泳いでも、砂浜に全く戻れません。泳ぐのをやめると、簡単に沖に流されてしまいます。
もし、離岸流で沖に流されてしまったら…慌てず流れに逆らわず、岸と平行に泳いで抜け出し、それから岸に向かって泳ぐぎます。
離岸流に流されたら、誰でもパニックになると思います。そのためにも、定められた海水浴場で泳ぎましょう。
21 апр 2021