2021年9月。
ラジオ出演の際に出会った三浦さんの活動に感動し、この曲を作りました。
また、過去に沖縄で見た一枚の絵がわたしの記憶に残っています。
被爆者の方が、後世に大切なメッセージを残すために、過去の忘れたい記憶を思い出しながら、お孫さんにクレヨンの使い方を教わりながら書き上げた絵。
沖縄で見た美しい海と１枚の絵。そして三浦さんの経験と奥尻の海。世界中、悲しみを乗り越えて生きている人達の強さ。わたしの中で全てが重なり曲ができましたが、歌詞で表現することは、とても難しいと感じました。
それぞれの人の心に生まれる希望はその人にしか感じることしかできない尊いものだから。
人の心の深いところにある
願いや希望を「花」として歌いました。
今回、アレンジを担当してくれたピアニストの寺西幸子さんは「歌詞を何度も読んでいたら、イントロのフレーズが浮かびました」と語ってくれました。奥尻島の写真を提供して下さった田原さんもありがとうございます。
三浦さんの想いが、果てしなく届きますように
シンガーソングライター Carin
北海道防災教育アドバイザー三浦浩
三浦さんは1993年の北海道南西沖地震により、故郷である奥尻島で被災。津波から逃れた経験をもとに、絵本「あの坂へいそげ」「いのちのやくそく」を出版しています。
ふるさとの豊かさと悲しみを忘れないで生きていくために、私はつなみの絵本を描こうと思いました。天に召された多くの命が身をもって教えてくれた事を語り継いでいくためにも。地球という大自然の中で生きるということの意味を皆で考えたい。地震は津波のチャイムですよ。なにも持たず逃げようね。各自てんでんバラバラに。もっともっと上に！それが津波から命を守る最善の方法です。そのことを全世界の大人が子どもたちに、ちいさな頃から話してあげてほしいと三浦さんは語る。
青苗の翼
悲し涙を忘れたい
悲しあの日を忘れたい
悲し涙を拭いたい
澄んだ海は涙の色か
悲しい記憶を忘れない
悲しい記憶を忘れるものか
心の声を伝えたい
心の声に寄り添いたい
あなたが笑っている
この瞬間が
平和なんだよと
語ってくれた
ハマナスが咲く頃に
ひまわりが笑うように
知らないこの世の片隅まで
笑顔の花が咲くように
悲し歴史を
知る者は今日も
祈らずにはいられない
藍に深く澄んでいる
好きな色と風のにおい
愛しい君を護りたい
涙は美しい海へと変わる
悲しみを超えてゆく
翼を私は持っている
[青苗の翼]
Music & Lyrics by Carin
Arranged by Sachiko Teranishi
Piano: Sachiko Teranishi
Recorded & Mixed by Shinji Takahashi（Grows Music）
Recorded at: Grows Music
Photography: Tahara Yukinori
Instagram
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＃復興ソング ＃奥尻島地震 ＃奥尻島
6 сен 2024
