「ファントム」の愛称で親しまれてきた航空自衛隊のF4戦闘機が12月、退役した。日本の領空に近づく外国軍機や国籍不明機への警戒にあたる戦闘機部隊のうち、唯一のF4部隊となっていた「第301飛行隊」が百里基地(茨城県)から三沢基地(青森県)へ移転するのに伴ってF4の運用を終えたためだ。緊急発進(スクランブル)の任務を担当するすべてのF4が退役した一方、空自の装備品の試験を担当する飛行開発実験団(岐阜基地)に配備されているF4の飛行は2021年3月まで続けられるという。同基地周辺には、退役を惜しむ「F4ファン」がカメラを手に訪れているという。
10 сен 2024