15. 2自由度の強制振動‐共振点と反共振点について（土台側）（振動工学・機械力学） 

その通りです。 ただし、系にあたえる振動の周波数が反共振点の周波数だけの場合、ということが条件になります。 そのような単一周波数のみという環境は少ないですので、最適な質量、減衰、バネ定数を選んであげる必要が出てくることがほとんどです。 下記の動画で動吸振器の減衰ありの解説をしていますので、よろしければ参考にしていただければと思います。 16. ２自由度の減衰強制振動（動吸振器型) ru-vid.com/video/%D0%B2%D0%B8%D0%B4%D0%B5%D0%BE-KfK_PjZ4MQ0.html

振幅がマイナスの時はおっしゃる通り、 周期的外力と逆向きに動くことを表しています。 一般解の式で考えると、負の振幅を代入すれば、 -Asin(ωt)=Asin(ωt+π) となって位相がπ進むことと同じなので、周期的外力の振動と逆向きに動くことと同じになります。

ご指摘ありがとうございます。仰る通り、一般解は自由振動の成分（同次解）も含みますので、反共振点での一般解の振幅はゼロにはなりません。 特殊解の振幅X1のみがゼロ、ということになります。 今回特殊解の部分だけの議論をしていましたので、誤解を生む表現になっており申し訳ございません。 一般解x1を求めよ、という問題があった場合は、同次解と一般解の和で示す必要があります。

F1とかに使われるマスダンパーがどのようなものか理解しておりませんが、 設計次第では、マスダンパーのみが揺れるような反共振の現象が現れることもあるかもしれません。