滋賀県の南東部に位置し、面積67.82㎢、人口は大津市に次ぐ138,720人(2015.11.1)を擁する滋賀県第二の都市。江戸時代には東海道と中山道の宿場町として栄え、中山道の分岐、交流点という役割を果たす交通の要衝。昭和に入ってからの1954年、人口3万2千人の草津市が誕生した。現在では人口集中地区(平成22年国勢調査DID人口)の人口密度が7,087.7人と高いのが特徴。
静岡県からのアクセスは、東海道新幹線で米原まで行き、米原から東海道線に乗り換え、米原から草津まで新快速で約30分。
中心市街地は、JR草津駅周辺から中山道と東海道が交差する旧草津川付近までのエリア。
草津の中心市街地は、幸いにも駅と江戸時代の宿場町だった旧街道からも近く、商業、観光、住宅が集中している街だった。また、天井川である旧草津川とそのずい道は日本の土木遺産として非常に価値あるものだと思った。
【JR草津駅】
東海道線と三重県の柘植駅を結ぶ草津線が乗り入れ、1日当たりの乗車人員(2014年度)は27,966人。駅は地上駅で、ホームは草津線が東側、東海道線が西側にある。駅舎は橋上駅舎で、改札口は自由通路のほぼ中間辺りで、その自由通路には切符売り場と飲食店などがある。西口はバスターミナルとタクシー乗り場のロータリーがあり、それを囲むように二棟の「ホテルボストンプラザ草津」がある。表玄関である東口を出るとそこはペデストリアンデッキ上で、その中央付近には「草津宿」と刻まれた石碑があり、宿場町に来たという雰囲気を感じさせられる。
【エイスクエア】
店舗面積約68,000㎡の大型商業施設で、南エリア(店舗面積55,089㎡)にはアルプラザ草津を核に専門店のモールなどがあり、北エリア(店舗面積13,435㎡)にはホームセンターのほか家電量販店やユニクロなどがある。
【近鉄百貨店草津店】
店舗面積23,106㎡、地上1階から5階までが売り場で2015年2月期の売上高は121億7,800万円。
【エルティ932】
1989年にオープンした地上18階建ての再開発ビルで、地下1階から地上4階までが店舗面積13,925㎡の商業施設が入り上層階はマンションとなっている。店舗は阪急百貨店グループが運営するスーパーマーケットの「阪急オアシス」のほか、大型書店の「ジュンク堂書店」、昭和の懐かしい雰囲気のある飲食店街「ばんから横丁」などが入っている。
【くさつ平和堂】
1968年にオープンした商業施設で、店舗面積は9,243㎡。
【ニワタス】
30数年もの間未利用地だった約1,600㎡の市有地に開発された広場。庭とカフェ、レストランや雑貨店など五つの店が集まり、回遊性の拠点として官民連携の取り組みで2014年7月にオープンした。
【サンサン通り】
【北中町商店街】
大型商業施設の「くさつ平和堂」を含めた約40もの商店が集まり、アーケードで覆われている商店街。
【栄町商店街】
【夢大路商店街】
【TOWER・111】
地下1階、地上32階建て、高さ111mの超高層ビルで、再開発事業として2005年1月に完成した。総戸数約260戸のマンションは上層階で低層階には店舗が入っている。
【草津川ずい道】
天井川である旧草津川の下に掘られたトンネル。長さは43.6m、幅は4.5mで、明治19年(1886年)に完成した。
【草津本陣商店街】
東海道と中山道が交わる草津宿は、江戸時代2軒の本陣と、2軒の脇本陣、72軒の旅籠を有する交通の要衝で多くの旅人で賑わった。商店街は、ちょうど宿場町の中心に位置し、時代の趣のある商店が集まっている。
【草津宿本陣】
江戸時代の1635年から宿駅制度が廃止された明治3年(1870年)まで機能していた施設。参勤交代で東海道や中山道を行き交う多くの諸大名や役人、公家などが宿泊し賑わった。また、1949年には国の史跡に指定され、現存する本陣の中では最大規模を誇る。
【草津宿街道交流館】
【草津市役所】
【西友草津店跡地】
21 янв 2016