モトコルセが創り上げたドゥカティモンスターのコンプリートマシンMCM1100入荷しました。
コンディションも良好に保たれており、安心してお乗り頂ける一台です!
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以下、車両概要です。
東京モーターサイクルショー2009で発表された、モトコルセのカスタムマシン MCM1100。自社パーツを取り付けただけでなく、カスタムマシンの在り方を訴えかけるような作品であり、その完成度の高さに驚かされた。モトコルセと言えば、機能だけでなく芸術的な美しさを兼ね備えたカスタムパーツを数多くリリースしているが、このモデルの最大の注目点は、目新しいパーツだけではないのである。
例えばリア周りに着目すると、猛々しいエキゾーストパイプが車体右側からシート下へ立ち上がり、逆サイドには艶かしく光るスイングアームが後方へ伸びる。しかし、これらのディテールが魅力的に見えるのは、ライダーの視線をその部分へひきつけるために、別な箇所にまで意図的な工夫が施されているからだ。エキパイやスイングアームを引き立てるために、STD ではそれらを覆い隠していたステッププレートをスリムなものに変えている。
猛禽類のくちばしを意識したサイレンサーエンドは見た目にも迫力があるが、一歩引いてみるとSTDと比べてスマートさが際立っているのが判る。この絶妙なバランスを組み立てるのは、マフラー自体のデザインだけでなく、アルミ削り出しで製作されたマフラーステーによる効果が大きい。
他にもホイールの塗装や、ライトケースのペイント、クランクケースの表面加工など、細部のディテールにまでこだわって仕上げられている。新作パーツに注目が集まりがちではあるが、それを引き立てているテクニックも注目してもらいたい。全体をまとめあげるこのカスタムセンスが、モトコルセの真価を表現している部分だと思うのだ。
5 ноя 2023