33年前の有明コロシアム、スタンド最上段に近い席でしたがこのLIVEに参加することができました。 最初で最後でしたが、尾崎と邂逅できたこの夜のことは生涯忘れないと思います。 最上段で当時まだ有明コロシアムには屋根もなかったので遠く東京湾に沈む夕陽が目に入りつつ、 このForget Me NotやI LOVE YOUを風に吹かれながら聴いていたのだったと記憶しています。 当時ティーンエイジャーだった私たちの大きな心の拠り所だったのが尾崎でした。 今にして思えば短い期間でしたが彼と同じ時代を共有できたことを誇りに思います。
Forget me not は I LOVE YOUの序章のようなイメージだと思います。 若いからこそ何でも出来るけど、若いからこそどうしようもない事が沢山ある。 それが嫌で飛び出したはずなのに大人たちの言う通りになりつつあって、それがたまらなく悔しくて、もっともっと純粋で強く重い感情を二人で研ぎ澄ませて自分達を守り合う。 だけど常に生きていく事への不安が二人を本当に強い絆にさせてくれなくて、何度もお互いの気持ちを確かめ合ってるのに心は安らげない だからもっと強く愛を確かめ合う そういうジレンマを歌った曲がこの二曲だと思います。 若者は遠くを見て未来を信じる力 大人は目の前を見極めて選ぶ力 どちらも必要なのにどちらかしか選べないし手を取り合うのも難しい時代ならではの背景ですね。
声枯らして、魂乗せて歌う彼の姿に感動し、ファンになりました。彼の圧倒的な歌唱力と、喉の強さ、熱意にも心惹かれます。それ以前にこんな名曲を10代で書き上げたことも驚きです。26という若さで亡くなり、一部メディアでは、カリスマなどと神格化された尾崎さん。でも、反抗的な姿以外にもI LOVE YOUはじめとした、切ない恋物語も取り上げて欲しいものです。
広中平祐 尾崎の場合は、スタジオ録音よりもLIVEのお声の方が遥かに好き。 そして、基本的に 代々木85 のお声がダントツに好きなんだけれども I Love You は、この 有明87 のお声の方が切なくって一番好き。 特に「I Love You」って、言って マイクスタンド抱きしめるお姿が、チョーカッチョイイ。