Glazunov : Symphony No.5 in B-flat major Op.55 / Kazuki Yamada 2012 

洋阿相 　小澤征爾が認める才能ある音楽家のひとり。日本の指揮者の中でも欧米の演奏団体との共演がネットへのUP数が多い注目の指揮者の名演です。多彩な旋律と華麗な管弦楽法の駆使でバレエ曲の名作を残したグラズノフには、完成された八曲の交響曲と「第九の呪い」で断念したという幻の一曲がありますが、中でも録音の多い第5番は傑出した作品です。バレエ曲「四季」や「バレエの情景」等からの援用が散見されますが、優れたオーケストレーションと聴く者を飽きさせない豊富なアイデアで魅力的傑作です。通俗的との作品評もありますが、ロシア系の作品愛聴者には欠かせない名作でありましょう。

やはり管弦楽的な響きを滔々と表現され、それを感じられる素晴らしい作品でした。

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