◆今回は、巻9-1757番歌からスタート,数ある万葉歌の中で、他に類を見ない高橋虫麻呂の独特の世界観が味わえる歌群です。1738番歌から始まった一連の歌々を念頭に考えてみると、この「旅の憂へ」は、…ノスタルジックでもなく、メランコリックでもなく、孤愁でもなく、哀愁でもない、内向き志向とは別次元の、虫麻呂独自のファンタジックで前向き思考の世界観なのでは・・・?!
5 июл 2024