世の中には「DAW」という素敵なものがある。
デジタル・オーディオ・ワークステーションの頭文字でいわゆるDTM(デスクトップ・ミュージック)の道具なのだ。
一昔前はとっても高価だった。
二昔前は8チャンネルテープレコーダーだった。
DAWはデジタルで音質の劣化がなく音源からフィルターまで揃ってる。
人生も終盤を迎えてまさかこんな遊びができるとは思ってもみなかった。
そんなわけで老眼でマニュアルも読めない棺桶に片足突っ込んだじじいが手探りで挑戦するDAW多重録音への道のり第一弾。
成仏するまでに少しは格好つくのか?
ろれつが回わらない。w
唾液が気管に入ってむせかえる。
あわや死ぬとこだった。
指が思うように動かない。
母指球筋がこむら返り。
リズムがヨレヨレだ。
それがジジイというものだ。
もっとも、もともと技巧を身につけるという習慣がないのだからどうしようもないや(^o^)
技巧というものは文脈的だと私の本能が言う。
もちろんカヴァーやコピーも文脈的なんだけどね。
文脈は意味と価値の領域だ。
意味と価値は他者の領土だ。
他者が、つまり審級が歌うという欲動の根拠であるとはとても思えない。
ただ歌うという衝動の無動機な湧出と、それがもたらす高揚感が私の内気を凌駕してきたのには驚かされる。
歌うという行為には何か超個体的な部分があると思う。
ひょっとしたら超人間的かもしれない。
前人間的だとも言えるだろう。
さらに脱人間的だとも。
だから思わず口ずさんでしまうその時点においては一切のエディプス的審級から免れていたのだ。
幼子が衝動に駆られて初めて歌を…その子だけの言語その子だけのグルーブで歌い出すあの地点に帰って行けたらなとジジイ的には思うのだ。
いや!そこにこそ歌うということの、音楽を醸してしまうことのジェネシスがあるような気がするんだ。
とは言え、たまたま聴いてくれちゃった方にあまりに不快な思いはさせられないので、どこかの洞窟みたいにリヴァーブ効かせてごまかしてみた。
雑音がひどいのはなんでなんだろう?
ま、こんな遊びを実現させてくれたREAPER(DAW)に感謝。いつお呼びがかかってもいいよ。(ちなみにReaperとは死神の事)
そして聴いてくれた君。ありがとう。愛してる♡
ギターの中低音を別トラックにコピーしてフィルター掛けまくってオーケストラっぽくしてみた。つもり。
マイク:YAMAHA DM-300(40年以上前のもの)
ギター:YAMAHA FB-251B(友人からの借り物)
ギターピックアップ:ARTEC A1
ミキサー:YAMAHA MM10(40年以上前のもの、当然アナログ)
インターフェイス:Sound Blaster X-Fi Go! Pro
DAW:REAPER
OS:Windows10
reidonoyakisime...
7 сен 2024