#小諸城跡懐古園紅葉まつり #かいのすけ歴史 #センゴク権兵衛
今回は長野県にあります「小諸城」を紹介します。
ここは「城好き歴史好き」な私が、前から行きたいな~と思っていた場所の一つなんですね。駅近で多くの方が訪れる、まさに観光地といったところ。周りの景色を見ながら歩くだけでも十分楽しいのですが、その中でも「ここをチェックすれば城めぐりがさらに楽しくなる!」というポイントを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
小諸城はJR小海線、しなの鉄道小諸駅のすぐ近くにある城の跡。明治から大正にかけて懐古園( かいこえん)という公園として整備されました。園内には動物園や遊園地・美術館・博物館・神社などがあり、また桜・紅葉の名所としても有名。入口には小諸城の門が使われ、サザエさんのオープニングに何度も登場しているということです。また、城の正面入り口を固めた「大手門」も現存。国の重要文化財に指定されています。これだけでも十分楽しめそうなのですが、城好きとして絶対見逃せない二つのポイントを紹介しますね。1つ目は小諸城がある場所の「地形に注目!」です。実は小諸城は別名「穴城」と呼ばれています。これは、この城が周りの土地より低い、まるで穴のような場所にありますよ!ということなんですね。たいていの城は城下町より高い場所に築かれます。見上げる感じですよね。しかし、小諸城は見上げるのではなく見下ろせるような低い場所にあります。この形式はとても珍しいものなのです。何も考えず見学すると高低差なんて全然気にならないのですが、注意して見ていると、本当に低い場所にあることがわかるので、見学の際は上り下りといった「地形」をチェックすると面白いです。
2つ目はこの城を現在の形にした城主の話に注目。漫画「センゴク」(宮下秀樹著)ってご存じですか?主人公「仙石秀久」は「戦国史上最も失敗し挽回した男」と言われる人物。天下人豊臣秀吉の家来で、一国の城主にまで出世。ところがある戦いで命令違反を犯し、それがきっかけとなって味方の軍が大敗北してしまうのです。秀久はこの失態によって秀吉から城も領地も取り上げられ、追放されてしまいます。これが「失敗」。生活にも困り大変な苦労をするのですが、なんと次の大きな戦いに無理やり参戦。そこで秀吉の目に止まる見事な槍働きを遂げ、再び家来に復帰することに成功するのです。これが「挽回」です。このとき秀吉から与えられた城が小諸城なのです。ということで、秀久が相当張り切ってこの城を改修したことは間違いないでしょう。そして小諸城の中心部「本丸」には、秀久による「秀吉リスペクト」の痕跡が見える!といわれているのです。ということで、小諸城の「地形」そして武将「仙石秀久の本丸」。この2つについて、ポイントを押さえつつ見学していきましょう。
15 сен 2024