【日本文学の朗読】甲賀三郎『罠に掛った人』～借金がかさんでどうしようもなくなった夫婦のお話～ 

引き込まれるように拝聴しました。甲賀三郎氏は「愛の為に」の作家さんですね。心理描写が巧みですね。みなみさまには新しい出会いを、いつもさせて頂きます。感謝です。

今日もまた聞かせていただきました。罠にかかった人は3回目です。一人絵の仕事を終って一杯やりながら夜が明けてしまった。みなみさんと話しながらの思いでの時間でした。

今夜🌃も素晴らしい朗読を有り難うございます。それに海渡さんの慣れない？関西弁も聴けてとても新鮮で良かったです😄それにしても最後に主人公トモキさんが自分に都合よく「運命」の一言で片付けているのにはちょっと笑ってしまいました😅多分奥さんも気付いているんでしょうね😓この先も胸にしまったまま生きていくんでしょうか... また、色々なジャンルの物をお聞かせ下さい。楽しみに待っております😊

運命だよと最後言葉発するトモキ。考えさせられます。

みなみさま甲賀三郎作「罠に掛かった人」朗読ありがとうございます。拝聴させて頂きます。

［罠に掛かった人］友樹は札束を抱え(落ちるところマデ…落ちて行く…。)友樹は一生心癒されることはないでしょうね…。

美しいお声の朗読をありがとうございます。ラスコーリニコフを正しいとは言えるわけもありませんが、 しかし人を痛めつけて金儲けをしているような人間の末路はやはり、それなりであると思えます。 私の家からほんの３０mほどのところのお宅で、借金が原因で悲しい事件がおきました。亡くなったのは 犬を散歩させているのをよく見かけた高齢の女性と、その息子さんでした。 このお話は昭和６年発表ですが今の日本はまた同様な経済状況になっているようです。　　 人間の幸福というものは社会が安定している時であっても、その個人の、ほんの一瞬に過ぎないと感じます。

動機×機会×正当化が罪を犯す要件といわれます。そういう意味で主人公の心理描写も行動も真に迫っている作品。経済的に困窮してしまうといやおうなしに社会が狭くなって、生と犯罪や死との距離が狭まってしまう。孤立を経験した者が残酷とも諦めともとれるように発する「運命」という言葉がとても悲しい。唯一、作品内で違和感があるとしたら返済時のシーンでしょうか。極限に至る生活苦のトラウマからむしろお金に執着するようになるのではないか。経済的に苦しめられた者が苦しめた者におつりはいらないというものだろうか、と思いました。経済格差が拡大し社会的分断も報じられるなか、これからを考えると気が滅入る作品でした。朗読ありがとうございました。