いよわ『きゅうくらりん』の全パート耳コピ楽譜です。
トイドラによる楽曲分析(アナリーゼ)つき。
質問・意見はコメントにて。
▽解説動画▽
• 【音楽ガチ分析】いよわ『きゅうくらりん』~ ...
〈総評〉
【楽式】
・Aメロ-Bメロ-サビ。
→2番のAメロで、再生速度が半分になる。不気味で面白い工夫。
【リズム】
・細かいリズムでパタパタと刻むパートがとても多く、パート間でのリズムのずれが小気味よい。
→ Lo-fi Hiphop の影響。
・ Drums のリズムが非常に粒だっている。
→ ドラムンベースの影響。
【メロディ・和声】
・コード進行は非常にシンプル。
→3和音が多く清楚な印象。
→D進行主体でクラシック的。
・悪いヴォイシングを意図的に採用し、不気味な不安定感を演出。
→響きの悪い2度のぶつかり。
→トーン・クラスター。
→内声の音数を過度に減らしたしたスカスカな伴奏。
→不規則にぶつかりまくるオカズ。
・メロディのドラマチックな跳躍が多い。
・ヴォーカルが常に分厚くハモる。
→ヴォーカロイド特有の薄さをカバー。
【表現】
・全体に音質が悪く Lo-fi。
→ Lo-fi Hiphop の影響。
・わざと気持ち悪い音作りをし、不安定感を出している。
→キックやベースの音色が潰れている。
→バシン!という感じの芯のないスネア。
→ピアノの中音域が飽和。
→音色が謎にキモいシンセ。
→ドラムにモジュレーションがかけられてキモい。
→ヴォーカルだけはクリアな音。
☆「キレイに聴かせない」ことを表現に結び付けているのが面白い。
・打楽器&ピアノに細かい音を夥しく演奏させ、不気味なせわしなさを演出。
→情報量が多すぎてクラクラする感じ。
→目覚まし時計の表現。
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作曲家のトイドラ → tomita-haruki....
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29 сен 2024