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今回は、鉄コレの改造用パーツセットを見ていきます。
またそうやって長尺車をふしだらな目で見る…
だって見てくださいよこれ、先頭車6両セットですよ？ドン おわー！？
てか、これはまじで何なの？同人販売のジョークグッズ？どっこい公式の製品なんですよ。西鉄3000型特急大牟田行き6両（2連×3）編成ｾｯﾄです。ええ… この前GMが東武のブツ6出してたけど、トミーテックも似たようなことやってたとは… 迫力を感じますね…箱裏の説明欄には、「このセットは全車が先頭車、また大牟田行きでは前パンタ車となるのが印象的な2両×3の6両編成をセットにしています。」と、気合のこもった文章が綴られています。 公式が手遅れだ…というか、「特急列車は通常6両編成で運転されており、3両×2または2両×3の編成が使用されています。」ってマジ？RU-vidで動画を漁ってみたんですが、マジでした…
2、3、5連で最長7両の編成を組むときの組み合わせを、全て網羅しているのではないかというくらいでした。そんな大げさな… どうせあっても2-2-3くらいで、2-3-2みたいな変則編成は無いんでしょ？… …
細かいことはともかく、開封してみましょう。6両ひとまとめのケースが圧巻です。かさばるなあ。そして車両の方はこんな感じ。泣く子も黙るオール先頭車です。車両基地かな？しかしまたパンタのやかましいこと… 2両ならもれなく大牟田方がダブパンですからね。しかも幌付きかい。Mc車は情報量が多いなあ。こんな良さの塊が3重連で、しかも110km/hで走るってんですからたまりませんね。あれ？連結してるってことはTN？ いえ。鉄コレ純正のカプラーです。へー、連結できるんだ。 首は振れませんけど、ダミーにしては凝ったつくりですよね。まあ、TNに比べたらあれですけど。その比較は酷だろう…そんで、セット内容は？えーとですね。まず車両が、3000形の第4、第5、第13編成の6両。そして動力化用台車枠が2両分、無線アンテナが4両分、アーノルド首振り対応スカートが6両分、ステッカーが1枚です。6両セットなだけあって、パーツもそれなりに入ってるのね。まあ中古品を入手したものなので、全部入ってるかはわかりませんけどね。あ、中古だったんだ。いくら？ 1両レート1100円ってとこですね。ん－、まあ割安だけども… なんでまたこんないかついセットを？前々から西鉄3000形のBトレが欲しかったんですが、前面だけ都合がつかなくて。なるほどね。じゃあ用途としては全部部品取りか…まあ、1両1000円までなら許容範囲ですから。 超えてんだっつの
とはいっても、今作ろうと思っているのは2連と5連一本づつなので、2連が1本浮きます。 そこで、この編成を分解しつつパーツや構造を確認しようかと。 なるほどね。 というわけで、まずは屋根から。 どっちも結構シンプルだね。ええ。特にTcの方は3群の細ビードにクーラーが1基と大変すっきりしています。無線アンテナは？ この個体は未設置ですが、裏にはしっかりガイドが打ってあります。いいね。 そして、クーラーはRPU11020状の角型シングルファンタイプです。いや型番で言われても…ってあれ？11020ってなんか聞き覚えが…熊本電鉄の03系のと同じ金型っぽいですね。あ、そのやつか！地域性を感じさせられる共通点ですね。一方のMc車用の屋根は割とごちゃっとしており、縦貫する配管がとりわけ印象的です。そんなに？ だって、クーラーキセぶち抜いてるんですよ。え！？何これ！？ハチャメチャですよね。整備とか大丈夫なのかな… ね…ただ、車端寄りのパンタ周りは割と自然な感じです。
321系チックなパンタ台が特徴的なのと、この白いのは…ヒューズ箱？
じゃないですかね。ちなみに、これら2つは別パーツになっていますが、
避雷器は屋根と一体成型のようです。なるほどなあ。
続いてはボディ。先述の通り、Mcが幌付きです。もちろん幌は別パーツなので、取り外すとダボ穴が見えちゃいます。これはまあ普通だね。
そしたらお次はガラスなんですが、これがすごい。3つの透明パーツで、特徴的な3枚窓を表現しています。うお、いかつい…まあでも、両脇が傾斜付きのパノラミックウィンドウ、そして貫通扉窓にも傾斜。加えてライト穴は激細だし、複雑な構造にもなるか。ベースのパーツから突き出た円柱状のライトパーツが、設計の苦労を感じさせます…ちなみに、方向幕の部分はブラックアウトが表から、幕が裏から印刷されています。ほう。そうだ、ステッカーにはどんなのが入ってるの？幕に関しては、メジャーなのが一通り揃ってる感じです。ほんとだ、結構あるね。個人的には柳川幕が入っててほしかったなと。何でさ。行ってみたいから。あっそ。幕の他は、標識灯と弱冷シール。5両を作るにあたって、このおまけは嬉しいところです。そしたら次はボディ側面ですね。カワサキを感じるつくりだけど、これ何m車体だ？18m級にしてはドア間が広いけど、20ｍ級にしては車端部が詰まってるような…wiki曰く、車体長は19.5mだそうです。なるほど、どーりでね。塗装については銀色2色帯3色の豪華5色仕様です。おお、ドアも塗り分けられてるんだ。よくまとまった佇まいですね。ガラスにもサッシの銀とピラーの黒が乗ってるのか。シャープでいい感じです。てか、扉間の3枚窓って中央だけ固定なんだね。車端部の窓も固定のようです。そして妻板はこんな感じ。渡り板状のモールドが再現されています。ガラスもしっかりしたのが入ってるし、気を遣って作られてる感じだね。
お次は床下を見てみましょう。個人的に1番気になったのはこの台車。おお、おなじみのボルスタレス台車だね。E231系などのDT61系とそっくりで、Bトレ化の際には通勤2を使えと言わんばかりの形状が印象的です。おあつらえ向きだ。そして床下機器の一覧はこんな感じ。Mc車はインバーター類が、Tc車は機器箱がそれぞれ目立ちます。Mc車のVVVFはいい造形してるね。形状が立体的でメッシュも入ってる。スカートも頑張ってますよ。そこそこ深い乗務員ステップのモールドが入ってます。おっ、いいね。3次元的な形状はもとより、継ぎ目もモールドされているのが素晴らしいですね。ちなみに、アーノルド首振り対応のスカートはどんな形してるの？すんごく大胆な形状をしています。おっと、すごいなこれは。側面のステップは健在ですが、いかんせん正面がスッカスカなのでスペアにはできなさそうですね。まあ、6つもあるので一応ストックしておきますが…ああ、そういやこれ6両セットだったな… パーツ入手量は単純に今見たものの3倍です…おかしいよ…
というわけで、鉄コレ西鉄3000形の6両セットをご紹介しました。これらは、そのうち銀1000等と一体化してBトレになる可能性が濃厚です。まあ部品取りって言ってたしな。ええ。といったところで、今回はこのへんで。
9 май 2022
