Тёмный

【音楽ガチ分析】ベートーヴェン『月光ソナタ』第1楽章 ~ クラシックなのに転調ヤバすぎ。シンプルさ×反骨精神の旨い音楽 

Serious Music Analysis
Подписаться 54 тыс.
Просмотров 6 тыс.
50% 1

作曲家のトイドラが、ベートーヴェン(Beethoven)の『月光ソナタ』を分析します。
第1楽章 ←
第2楽章: • 【音楽ガチ分析】ベートーヴェン『月光ソナタ』...
第3楽章: • Video
コメント歓迎!
質問はメンバーシップご登録 or 投げ銭をいただけると嬉しいです。
☆楽譜の動画→ • 【クラシック分析楽譜】ベートーヴェン『月光ソ...
〈ベートーヴェン(Beethoven)〉
「楽聖」の異名を持つ、音楽史において極めて重要な作曲家の一人。
18世紀末~19世紀頭ごろを生き、古典派に分類される。
晩年は聴覚を失いつつも、重厚で重みのある音響を築いた。
☆☆☆訂正☆☆☆
16:41 あたりから、27小節目の3拍目「Ddim/F#」は「D#dim/F#」の間違いです!
〈総評〉
【楽式】
・小規模なソナタ形式。
 →複合3部形式とする分析も多いが、ソナタ形式のほうが妥当に思う。
 →展開部は非常に短い。
・ソナタの第1楽章は軽快で明るいもの、という慣習を打破した暗い楽想。
【リズム・拍子】
・伴奏の音形は「ベタ打ちの低音+アルペジオ」が貫かれ、リズムは極度に単調。
 →アルペジオの3連符がリズム的進行感をつかさどる。
【メロディ・和声】
・メロディに起伏がなく、旋律感が希薄。
 →ただし、メロディは常にオクターブ重ねられて重厚な響き。
 →低音位もたいへん起伏がなく、メロディを食わずにじっとりと支える。
・外声が2声の対位法を行っており、バランスがよい。
・メロディや低音位に半音進行が多く、妖艶。
・オクターブ重ねられた重厚な低音&メロディの間に、密集配分の和音が置かれ、バランスの良いヴォイシング。
・第1主題の「付点8分+16分」のリズム、強烈なavoidを含む第2主題といった素材がきらめきを持つ。
 →伴奏が平板で茫洋としているからこそ、意外な転調や第1&2主題の特徴がきらめく。
・かなり自由かつ意外な転調が多い。
・もったいつけた解決進行が多い。
 →倚和音として「Iの2転」や「Vsus4」を多用。
・ナポリのII(-II)が多用され、効果的。
・短9の和音(V7(b9))、それを根音省略したdim7の和音も多用される。
 →暗くドラマティックな響き。
【表現】
・メロディとアルペジオを共に右手で奏させ、全体として3声部あるかのように聞かせていて面白い。
 →ただ、そのせいでメロディの音域に制約が生まれて平板なメロディになったともいえる。
-------------------------------------------------------------------------------------
作曲家のトイドラ → tomita-haruki....
#ベートーヴェン
#beethoven
#音楽理論

Опубликовано:

 

30 сен 2024

Поделиться:

Ссылка:

Скачать:

Готовим ссылку...

Добавить в:

Мой плейлист
Посмотреть позже
Комментарии : 24   
@YANAGITAtokinori
@YANAGITAtokinori 6 месяцев назад
ベースとメロディが対位法的に進行するのは4声部で作曲しているから?ショパンだと伴奏だけで和声的に充実しているからメロディはベースから自由になったのか? 分析を通して作曲の過程を明らかにすることはできるのか?楽器製作だと割とできるのだけど。 トイドラさんのクラシックのピアノ曲の分析を見るとその曲を練習したくなります。
@toydora_music
@toydora_music 6 месяцев назад
素晴らしい考察ですね! まさしく、ベートーヴェンの曲はピアノでも4声体が透けて見えるのに対し、ショパンの場合は伴奏とメロディが独立していて、現代のポップスに近い雰囲気すら感じられます。 分析を通して作曲過程を明らかにするという観点、面白いですね。
@hikedan
@hikedan Год назад
解説ありがとうございます。トイドラさんに解説いただくと知っているつもりの曲もより深く知れてより好きになれます。 10:15 このEmとされている所、気持ち的にはドイツの増六+I保続かなと思うのですが、内声にもシが来てしまっているからそう解釈してはいけないんでしょうか
@toydora_music
@toydora_music Год назад
とてもいい観点だと思います! 僕としては、やはり内声にシ(B)があるため聴感上ドイツの増6には聞こえないと判断しました。 また、この箇所のメロディラインは循環主題となっていますから、メロディ主題を循環させるために多少無理やりなメロディを敢えて突っ込んでいると解釈することもできます。 そう考えると、メロディに含まれるA#はやはり和声音ではなく2重刺繍音と考えるのが妥当な気がしました。 ただ、僕もわりと迷った点ですので、定まった答えはないかなと思います。 ご納得のいく方で考えられてください。
@hikedan
@hikedan Год назад
@@toydora_music ご返信いただいていたのに、気づかず遅くなりすみません。 詳しくご説明くださりありがとうございます。 やはり内声のシが特異な点ですね。 この曲はあまりにも有名で普通に受け入れていましたが、ベートーヴェン、思っていたより尖ってますね・・・
@annakaharuna01
@annakaharuna01 6 месяцев назад
V→Iのようなドミナントモーションによる完全終止というのはクラシックに限らずポップスで以前はよく見られた進行だっとおもうのでが、最近は減った様な気がします。ドミナントモーションだけでなくドミナントコードそのものも減りました。どうしてなのでしょうね。
@toydora_music
@toydora_music 6 месяцев назад
そもそもD進行(V→I)はクラシック音楽の時代から最も基本的なケーデンスですね。 最近使われない理由としては、あまりに実直なコード進行過ぎてダサく聞こえてしまうからだと思います。 V7に含まれる三全音の響きがやや田舎臭く聞こえてしまうので、導音を含まないようなコード(Vsus4、IV/Vなど)をV7の代わりに使うようになりましたね。
@annakaharuna01
@annakaharuna01 6 месяцев назад
曲によってはトニックとサブドミナントだけでできている曲もありますね。昔のわらべうたならそういうのもありますが、J-popsでそういうのがあると聴いていて欲求不満になります。ドミナントセブンスコードのところこそ聴かせどころではないかとおもうのですが…といっても好みの問題かもしれませんね。
@toydora_music
@toydora_music 6 месяцев назад
@@annakaharuna01 けっこうジャンルによる差も大きいので、好みの問題は大きい気がしますね……。
@ImYakisoba
@ImYakisoba 3 месяца назад
本当に為になります。 クラシック初学者で、今スクリャービンの前奏曲 作品11-2という曲を練習しているのですが、ポップス育ちの自分には全く和声感が掴めません。 いつか解説してほしいです!
@とまととまと-x6b
@とまととまと-x6b Год назад
すごく参考になります!他のベートーベンのピアノソナタも解説聞いてみたいです!
@toydora_music
@toydora_music Год назад
そう言っていただけて何よりです! ベートーヴェン好評であれば他もやるかもしれません。
@高橋秀哲
@高橋秀哲 9 месяцев назад
ジョンレノンのビコーズの元になった曲ですね。
@toydora_music
@toydora_music 9 месяцев назад
聞いてみましたが、確かに雰囲気がかなり似ているもののしっかりビートルズの曲になっていて面白いですね。
@proud7020
@proud7020 3 месяца назад
レディへのParanoid Android解説ほしいぃい
@GrandGuignolKame
@GrandGuignolKame Год назад
ベートーヴェンはラメントバスを意識して使っていたと思いますか?
@toydora_music
@toydora_music Год назад
コメントありがとうございます。 浅学菲才にして、ラメントバスという言葉を初めて知りました。 自分は古典クラシックを専門的に勉強したわけではないので、ご質問に対しては分からないというのが素直なご回答になります。 満足のいくお答えができずすみません。 新たな概念を知ることができ、勉強になりました。
@GrandGuignolKame
@GrandGuignolKame Год назад
@@toydora_music いえいえ。うp主様が新たな概念を発見したことの手助けになれたなら嬉しいです。 うp主様の動画、いつも面白いなと思い拝見させて頂いております。弱冠22歳なので音楽理論に関しては学ぶことが多いです。 返信、ありがとうございました!
@toydora_music
@toydora_music Год назад
@@GrandGuignolKame そう言っていただけて嬉しいです! 自分も今年で25歳の若輩者なので、まだ学ぶことは多いと度々感じています。 音楽は奥が深いですから、お互いこれからより磨いていけるといいですね。
@HT-hf5et
@HT-hf5et 5 месяцев назад
27小節目の三拍目、Ddim/F#となってますが、D#dim/F#でいいんですよね
@toydora_music
@toydora_music 5 месяцев назад
おお、本当ですね! 概要欄で訂正を入れました。 ご指摘ありがとうございます。
@user-ms3yt3sq5h
@user-ms3yt3sq5h Год назад
ジャズ者なのでコード解説のアナライズはわかり易く楽しく勉強出来ます、 コード進行プラススケール分析、登録しました。
@toydora_music
@toydora_music Год назад
最もうれしいお言葉、ありがとうございます! 今後ドビュッシー、ラヴェルなどフランス音楽を分析していく予定ですが、ジャズメンは特に楽しめる難解な和声です。 ご期待ください!
Далее
Debussy - Reflets dans l'eau | Musical Analysis
42:05
FATAL CHASE 😳 😳
00:19
Просмотров 1,6 млн
ベートーヴェン月光
14:58
Просмотров 1,2 млн
FATAL CHASE 😳 😳
00:19
Просмотров 1,6 млн