中東の紅海に派遣されていたドイツ海軍のザクセン級フリゲート艦ヘッセン(Hessen)が米空軍の無人機MQ-9リーパーを敵機と誤認し、二発の対空ミサイルを発射するという出来事発が生しました。しかし、幸か不幸か迎撃は失敗し、MQ‐9リーパーは無事だったのですが、いろんな意味で波紋を呼んでいます。
ドイツメディアのシュピーゲルの報道によれば、中東の紅海に派遣されているドイツ海軍のザクセン級フリゲート艦ヘッセンは紅海周辺でイエメンの武装組織フーシ派から国際船舶の保護を支援するため、今年2月より警戒任務にあたっています。2月26日月曜夜、ヘッセンのレーダーシステムが紅海上空を旋回する無人機を検知します。無人機からは敵味方識別信号(IFF)は検知できず、所属不明であったため、これを敵機と判断し、乗組員は交戦規則に従って防御措置を開始します。ヘッセンは対象に向けて対空ミサイル「スタンダードミサイル(SM-2)」二発を発射しました。しかし、この無人機、実は同盟国である米空軍の無人機MQ-9リーパーだったのです。危うく、友軍機を撃墜するところでしたが、幸いな事に放った2発のミサイルは共に外れて、海上に落下しました。
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2 мар 2024