今年も終戦記念日を迎えました。そこで戦争大作『日本のいちばん長い日』を振り返ってみました。 

1982年の夏に地上波で初めて観ましたが、森近衛師団長惨殺シーンが衝撃でした。リメイク版なんか足元にも及ばないほど、皆さんの演技の迫力・緊張感が段違いです。森師団長を斬って、硬直して軍刀が離せなくなった手を、壁や机に何度も叩きつけて必死に離そうとする中谷一郎の演技は真に迫り過ぎている。山村聰（米内海軍大臣）と激論するシーンの三船敏郎の迫力、あれは現代では誰が演じても再現不可能だと思います。日本人ならば絶対に観るべき名作。

上手く編集されていますね。昭和の名優が多数出演の超大作です。あえて白黒映像にする事によって、戦中当時の記録映像と重なります。このレベルの作品は、実際に戦中や終戦直後を生きた人たちだからこそ作れると感じています。

「ただ、たとえ歴史がどう変わろうとも日本人の一人一人がそれぞれの持ち場で生き抜き、耐え抜き、そして懸命に働く、それ以外に再建の道はない。そればかりではなく、生き残った人々が二度とこのような惨めな日を迎えないような日本に、何としてでもそのような日本に再建してもらいたい」 by作中での三船敏郎

1967年版はDVDを購入しました。傑作です。いかに平和を築き、維持することが困難か。反戦映画「独立愚連隊」の岡本喜八監督作品なのが、納得です。

今まで見てました。リメイク版より、この昭和の「日本の一番長い日」の方が迫力あります。 本土決戦がなくて、本当によかった。戦争を続けていたら、米軍が房総に上陸し、第二の沖縄になっていたといわれてます。

当時　映画の中の本人たちを招いて試写会を上映しました。　未だ多くの本人たちが存命でした。　原作者の半藤一利さんも出席していました。　上映後　半藤さんの前列にいた二人三人が　「あそこにもう一人いたよな」　と小声で話していたのが半藤さんの耳に入りました。　半藤さんが後列にいた事に気が付いていなかったようです。　半藤さんはそれが誰かを訊ねたそうですが　笑ってて教えてくれなかったそうです。　 　　半藤さんは相当綿密に取材したはずです。　洩れは無かったはずです。　一人二人が隠そうとしても何処かでばれたでしょう。　共通して隠そうとしたから　ばれなかったのです。　共通して隠そうとした人物とは一体　誰　なのか。

40年畑中少佐役の黒沢年男の狂気の演技！

数日前から動画見始めました。私は2作目を映画館で観ましたが感想はミドリガメさんと同じ散漫な印象で、途中眠くなってしまいました。1作目の画像を用いての解説でしたが写真だけでも迫力というか迫真の演技が伝わってきますね。昔の映画で名作と言われるものは配役もドンピシャだと感じます。最近のドラマや映画はお笑い芸人やアイドルがキャスティングされていることもあってほとんど見ません。昔の映画の解説を遡って見させていただきます。このような動画をアップしていただき有り難うございます。これからも楽しみにしています。

役者の力量が違うというより、当時を実際に体験した世代と、戦後生まれで歴史の教科書でしかしらない世代の違いと思います。

1967年版は必見ものです。2015年版は・・・観るほどではないと、個人的に思います。

リメイクされているけど此の映画にはかなわない

15:00　阿南惟幾陸軍大臣は終戦の日夜　切腹した。 5:43　特攻の発案者とされる大西瀧治郎軍令部次長は８月１６日未明　特攻で散った英霊とその遺族に詫び状を書いた後　介錯を禁じ切腹した。　苦しみながら絶命まで十数時間を要した。　自分が簡単に死んでしまっては申し訳ないと思ったのだろう。 　　責任取って切腹してもらっても別に偉いとは思わない。　それくらいやってもらわないと。　多大な犠牲をはらって戦争に負けたんだから。　日本の兵隊はどこの国の兵隊より勇敢に戦った。　負けた原因はこいつらにある。　のうのうと生きていられても困る。　他にも切腹しなければならなかったのに　恩給貰いながらのうのうと生きながらえた奴らが多数いる。