昨日かつての大河ドラマ緒方直人さん主演の”信長king of Zipangu"を見終わったばかりだったので、グッドタイミングでした。マイケル富岡さんが演じる光秀は、最終話”本能寺の変”前にやたらと忙しそうで疲れ切っている描写が多く、それが遠因のように演出されていたのが??でしたが、きりゅうさんのお話を聞き、納得しました。次々と戦をこなし、その後家康の饗応役まで命じられ、それに集中していると突然新たな任務(秀吉の毛利攻めの援軍)が課されるのが、理不尽に感じられるほどでした。その主君の胸中を家臣斎藤利三が案じている場面もあって、メンタル病みが謀反の気持ちを後押ししたのでしょうね。優秀な武将であればこそ、主君信長にべた褒めされれば、いくら自身が疲労していても余計頑張ってしまったのかもしれません。この間、突然の領地替えも沙汰され、光秀としてはとうとう我慢の限界が来たのでしょう。心理的には、同情します。 この大河は、ルイス・フロイスの”日本史”を下敷きにしているので、キリスト教サイドからの描写が多いです。フロイスが光秀を嫌っていたのは有名ですが、彼はあくまでイエズス会の宣教師なので友愛の精神から光秀を残忍、残酷と評したと思います。当時の戦国大名は、多かれ少なかれ残酷です。特に、イエズス会としては為政者信長にへつらってでも布教したいので、彼を実際より持ち上げて描いている可能性もあります。 明後日の”本能寺の変”どう描かれるのでしょうか?”信長”では、意外にあっさり演出されていましたが、切腹シーンの緒方さんの迫真の演技が素晴らしかったです。岡田信長が、いかに?