イエメンは世界でも最も深刻な人道危機に直面している国のひとつ。
人口の7割以上、約2,340万人が人道支援に依存しています。
その中には、国内避難民430万人も含まれており、世界で4番目に国内避難民が多い国となっています。
長引く紛争からの経済破綻、また食料危機や自然災害などの影響も加わり、人口の約8割が貧困レベル以下の生活。
基本的なサービスも十分に機能していない状況です。
そのひとつが教育です。
安全な教育環境が整っておらず、学校に通うことができていない子どもも多くいます。
そこでUNHCRは、日本の支援を受けて、北部のアル・ジャウフ州で学校の教室整備を進めています。
この1年で新しい教室が4つ建って、子どもたちの生活に変化が見え始めています。また、この学校では受け入れ側の住民の子どもも学んでおり、国内避難民との共生にもつながっています。
現場のUNHCRスタッフからの報告です。
13 дек 2023
