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松田語録:計算論的な創発現象 

シンギュラリティサロン・オンライン
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収録日:2024年6月29日
シンギュラリティサロン主宰の松田卓也神戸大学名誉教授の健康や学習に関連する日ごろのお考えを皆さんにお伝えします。今回は以下の論文に基づいてお話しします。
Software in the natural world:
A computational approach to hierarchical emergence
Fernando E. Rosas, et. al., arXiv:2402.09090
出演:松田卓也 シンギュラリティサロン主宰・神戸大学名誉教授
   塚本昌彦 神戸大学教授
   保田充彦 XOOMS代表
企画・運営:シンギュラリティサロン(singularity.jp/)

Наука

Опубликовано:

 

1 июл 2024

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Комментарии : 32   
@hidenyan
@hidenyan 13 дней назад
とても興味深く聞かせて頂きました。ある地点から質的な転換が起こる。LLMが、たんに次にくる単語を予測している働きの組み合わせであるのに、パラメーターが増えることで、普遍的な知的な振る舞いが出来る。 それが意識を獲得するには、芸術領域の脳の働きと、論理領域の脳の働きの組み合わせが関連しているのでは?  など脳の構造と意識の発生が関連しているのかも、など様々な連想が働きました。これからの発展が興味深くもあり、怖くも゙感じました。学びの多い回だと感じました。ありがとうございました🙇
@dischargedarrowgetback4322
@dischargedarrowgetback4322 13 дней назад
今回も神回すぎるので長文になってしまいました。 昔、ジョン・サールという哲学者が、小さな部屋の中の人間が中国語を全く理解しないまま、中国語の会話についての手順書にしたがって部屋の外にいる中国人と中国語を理解しないままで会話することが可能であるという喩えを使って、機械的プロトコルにしたがって動くコンピュータは世界について理解しないまま応答しているだけだという誤った主張をした。 この「中国語の部屋」の思考実験はチューリングテストの有効性の否定にもなっている。 サールの主張の間違っている点、というかサールの議論が巧妙に隠しているのは、手順書が脳と同じぐらいの非常に複雑な内容を持っていて、それ自体が中国語を理解していることである。 部屋の中の中国語を知らない人間は手順書に機械的にしたがって応答しているだけだが、人間と手順書を合わせた全体は中国語を理解しているのである。 機械の意識を否定するサールの議論は脳にも適用できる。 その結果、脳は神経細胞とニューロンでできていて、それらは電気化学的な法則にしたがっているだけだから、脳は意識を持たないと言うことができてしまうのである。 しかし実際にはニューロンなどの細部が物理法則にしたがっているだけであってもマクロ的には我々が日常的に体験しているように意識が創発しているのである。 コンピュータには意識がないと主張する論者は、たいてい、コンピュータが機械的な手順にしたがっているだけであることを理由に挙げる。 最近ではLLMや画像生成モデルが統計にしたがっているだけで真の創造性がないいう意見がその典型だ。 しかし、機械的な手順にしたがっているだけというなら、それは人間の脳も同じで、ニューロンは完全な機械であってそれ自体は意識を持たない。 松田先生が言われた通り、コンピュータは半導体からできている必要はなく、歯車からできていても、水道管とバルブからできていても、脳と同じほど複雑でありさえすれば意識が創発する。 ただし半導体よりも1兆倍も遅くなるというだけのことである。 また、ハメロフやペンローズなどの量子力学的波動関数が意識であるという主張は意味がない。 彼らは波動関数はぼんやりと広がっていて意識もそうだから、波動関数は意識だと短絡的なことを言っている。 脳は物理的な物体だから当然、波動関数で記述されるが、脳はそれを計算には使っていない。 つまり、脳の細部には波動関数の干渉状態がたしかに存在しているが、それはすぐに収縮して壊れるし、有効な計算には使えない。 脳が量子コンピュータであるというもっともらしい主張をする者は脳内の量子力学的現象が、計算的でないということを忘れているのだ。
@ilabotakeda
@ilabotakeda 12 дней назад
脳内の量子もつれが計算的でないとする主張には無理があります。ニューラルネットワークでの計算は、エネルギー最小原理に基づいた最適化であり、それは明らかに計算処理と同等です。 量子もつれをこの世界の本質であるとするのは物理的には当然であり、全ての化学反応、電磁気、そして重力まで量子もつれと関連していると考える方が余程自然ですし、その中で意識がなぜ量子と関係ないのか、そもそも脳内のクオリアは明らかに時空間的に散在しており、よく分からない統合情報理論などでは説明が着くはずはありません。意識の量子論を否定する日本の一部のビジネスマンの言説はまさに資金集めのための嘘に近いものだと思っています。
@dischargedarrowgetback4322
@dischargedarrowgetback4322 12 дней назад
@@ilabotakeda なるほど。 脳が量子論的な物体であるということには僕も100%賛同します。 問題はそれが脳内での有効な計算に使われていないということなのです。 脳内にはペンローズやハメロフが主張する細胞構造の基本的構成要素のひとつであるマイクロチューブルのような、内部で量子干渉状態が一時的に存在しているような小器官が無数にあります。 問題はそれがまともな計算に使われていないし、数値的な入出力を処理する量子アルゴリズムにしたがって配置されているわけでもないといううことなのです。 また、脳の中の温度は高く、常に分子が揺動していて、すぐに量子干渉状態が壊れるため、量子コンピュータの動作環境としては非常に悪い。 しかし、最近では量子アニーリングマシンの中に常温で動作するものもありますから、それは良いとしましょう。 しかし、マイクロチューブルの中の量子干渉状態が意識を形成しているなら、脳を構成する原子の原子核の周囲に広がる電子の雲はどうでしょうか。 マイクロチューブルだけでなくそれも意識の構成要素になるような気がします。 つまり量子干渉状態が意識だということになると意識が脳を超え、量子波動関数の広がりに応じて際限なく拡大していくような気がします。 もしかしたら、それが人間の超能力の源泉かも知れませんが。 僕は今のところ、脳は量子コンピュータではないという保守的な立場をとり、意識は脳の外には広がっていないと考えています。
@ilabotakeda
@ilabotakeda 12 дней назад
@@dischargedarrowgetback4322 微小管は実際に単細胞生物、ないし我々の細胞でも全細胞内の応力センサー、光センサー、自在にかつ高速に伸び縮みする骨格、細胞内の化学物質の輸送経路、そして神経にまで当たる事はほぼ実験で確実視されてますし、それだけの多機能をあの単一の構造で行っている事からも、細胞の動きを決める情報処理能力がある(細胞内で他には存在しない)のは間違いないと思います。そしてその中での量子情報は「ある意味での意識の元」を作ることは特に問題視はしていません。実際の細胞全体のコントロールは微小管の集合が行っている訳ですからね。単細胞生物はそれだけで生物であり極めて合目的的な高度な動き、情報処理をしているのは顕微鏡でいくらでも確認できます。 ただ、人間の意識は仰るように確実に神経細胞間の動作は、各ニューロンの神経の細胞膜の興奮が元になっており、また神経間のシナプスで分断されている事から、そこでの量子もつれの連続は考えにくい。それもある意味その通りと思います。 実は私は大脳には意識は「ほぼ」無いのではと思っているのですが、それはこの理由からと、盲視の状況から大脳皮質の処理は直接意識と対応していない事が確実であるためです。大脳を経ても意識に登らない処理はあり、これは非常に重要な事実です。 巨大な量子もつれが作られるためには、それを維持するための非常に密結合した神経組織が必要となります。それがない場所には意識は発生しないはずです。 そういう場所は実は脳内にあります。それは視床です。視床は神経組織細胞間が直接繋がったギャップ結合を多数持っており、言ってしまえば全てが繋がった巨大な神経膜になっています。これは全体としての量子的な活動の基盤になりえます。通常の大脳のシナプスのような細胞間の分断がない。そしてほとんどの体と大脳などの間に経路として入っており、情報の強度のコントロールをしていますし、それ自体が小さな脳としても働いています。また全体が発振しておりそれが繰り返しながら大脳と同期をとっています。これは注意機構であり、視床からの投射が大脳の動作を主導しています。発振の連続性はまさに視床全体を巨大なカオス系にしていて、創発の要件も備えています。 盲視も実際に視床を解する経路では無い場合に意識に登りません。視床は意識の座としての場所としてはかなり適切な要素を備えていますし、上記のように体と大脳の間の情報経路、巨大な膜構造、脳としての機能、動作としての発振とカオス、そこからの量子もつれの発生の可能性からも、意識の座として十分に考えられます。情報処理も大脳と協調して情報を取得し、膜構造の発振で潜在空間の攪拌と整理、新たな潜在変数の生成を行っていると考えられます。これはAIでのUNetと同じ構造と動作であり、それは画像生成AIでもまさに中心的な役割をしている構造と同等です。Unetはまさにノイズに埋もれた僅かな画像の痕跡から、繰り返しのステップによって画像を「妄想」して描きます。それは人間が大脳視覚野からの処理情報から、一貫した画像を意識に発生させている事とまさに同型なのです。
@dtxmatsuko3763
@dtxmatsuko3763 8 дней назад
久しぶりに見ました。今日の話も面白いです。松田先生の話は、分かりやすい、イメージわきやすい。関西の人で、本当に分かってる人の話は、関東の人の話より分かりやすい。 創発がブームになったのは、何十年ぐらい前のことだろうか。要素還元主義(素粒子帝国主義?)批判が、90年代の複雑系ブームの頃にあった。 あの頃、これからは、マクロでもなく、ミクロでもなく、メゾスコピックの時代だとよく言われていたことを覚えている。 僕個人としては、対象と環境という分別の仕方・境界線の引き方、その両者の関係とかに興味があった。 例えば、フェルミ流体論。粒子間の相互作用の影響度を個々の粒子に追いかぶせることで、粒子の集団を流体として扱う代わりに、相互作用の衣を着た準粒子を導入することで、流体(粒子)の問題を気体(準粒子)の問題に帰着させた。こういったことを変分原理とエントロピーの表式が組み合わせのみから決められるべきという性質から導く。 導入された式は、自分(対象)は環境の影響を受けているのだけれど、実はその環境づくりに自分(対象)も一役になっており、そのような複雑な自分と環境の相互な関係を現す式において、自分というものが再定義されている。 ランダウ先生の凄さに触れた思い出がある。
@user-fx2id3ls8g
@user-fx2id3ls8g 13 дней назад
近年このチャンネルの一連の動画を観ているうちに、自分も「知性や意識はマクロなスケールで創発してる現象」、という考えが正しいように思えてきました.。(毒されてる?笑) ミクロでは時間対称な分子運動だけど、マクロではエントロピーの概念が生まれるってやつと一緒ですね。
@dollbacky
@dollbacky 13 дней назад
ニューロン群が創発するなら、CPU群も創発できそう。人間群が起こす社会現象も創発。 そこに法則があるとしたら、ラプラスの悪魔を逆算するみたいな話になりそう。
@user-zz5qz6gw3i
@user-zz5qz6gw3i 13 дней назад
素粒子帝国主義は草 そういえばコンピュータ科学というと日本では半導体の動作原理とかトランジスタの構造とかを学ぶんだけど、アメリカではまずPythonからやるという違いがあるって話しを聞いたなぁ。日本ではコンピュータがどのように動くかを重視するのでハードがミクロレベルでどう動くかを教え、アメリカではコンピュータをどう利用するかを重視するのでマクロレベルのアイデア出しとプログラミングからやると。なので日本は部品作りは強いけどソフト面が弱く、GAFAMのような巨大テック企業が誕生してこない。ソフトバンクなんかも結局は他人が作ったソフトを買い集めて大きくなっただけで、自分で作ったソフトで成功したわけじゃないんだよね。ネット黎明期のヤフーの検索エンジンも実はgoogleが開発したエンジンを借りてただけだったという。これは日本がハードウェア帝国主義に陥ってるせいかもね。
@thomasaqinas2000
@thomasaqinas2000 13 дней назад
なるほど!! 松田先生がご紹介くださった論文を下に展開して、「普遍と個」との問題を説明してくださいました!!古代からずっと続く問題の、現象の側面は「説明」できてしまうと思いました。塚本先生のご指摘になられた「意識」についても、閉鎖系システムが開放系システムの横軸の流れに、垂直軸で交わり創発されているという観方をとる、古典的思考法をも、納得させるものだと思いました(私自身もそうですが)。  今回の動画は、歴史的エポックになる気がします!「将来の科学でもう一つの話」という続編が待ちきれません・・・。  松田先生がお若い頃にその立場だったという「素粒子帝国主義」は、物理学における還元主義ということでしょうか?実際に科学の研究では、対象の分析を進めると、還元主義になると思います。要素を見つけ出そうとして、道筋を追うわけですから。各システム相が「閉じている」層を発生させる「エネルギーの様相の変化・変移」を、粒子的に還元主義は観てきたのだろうと思います。  そのアトム的観点ではなく「エネルギーの状態・様態の相転移」=創発を、あらゆる現象相に観て、それを分析できれば、宇宙自然の根本原理を説明できる気がします。  「普遍と個」「ブラフマンとアートマン」という様な、松田先生が今回、「知性の様態の創発現象」に注目して論じられた現象も、複雑系科学の系(システム)の発生に焦点を当てて観ると説明が付くということになりますか。
@dischargedarrowgetback4322
@dischargedarrowgetback4322 13 дней назад
川を流れる膨大な水分子のひとつひとつは川が存在していることすら知りませんが、川はそれ自体で複雑なネットワークを形成しています。 大気を構成する空気分子は台風について何も知りませんが、台風は明らかに独立して存在し、それ自体の力を持って移動し、被害をもたらします。 大洋の水分子は津波や海流についていっさい関知しませんが、津波や海流は周囲から分離して移動する独立した存在です。 宇宙の水素原子は目に見える宇宙のほとんどを構成しているにも関わらず、銀河や超新星が独立して独自の宇宙物理学的現象を起こしていることを知りません。 このように膨大な量の意識のない構成要素から、上位の独立した現象が創発してきます。 意識もそのひとつで、意識を持たないニューロンが100兆個集まることで創発した上位の存在だというのが今回の主要なテーマのような気がします。
@thomasaqinas2000
@thomasaqinas2000 13 дней назад
​@@dischargedarrowgetback4322様(お名前の検索結果は音楽のグループ名ですが)、 ありがとうございます。  ご指摘の通りに松田先生も表現されていらっしゃいますが、相転移による創発を、ご返信に「上位」の現象とされています。当然、以前の段階から階層が「上がった」ということで、その表現になるのは理解できます。  そうした階層が上がっていく現象の、いわば水平軸次元の説明から、そこからさらに問うと、「何故、その現象が発生するベクトルになるのか?」という、やはり垂直次元の説明を求めたくなります。  これまでは、思想史上でこの両軸を、科学と形而上学と分けて考え、その弁証法過程で進むとしてきました。  しかし今ここにきて、少なくとも「この宇宙」の根源から通底する「ベクトル」があるように思えてなりません。  それが「エネルギーの情報化」ということです。エネルギーのゆらぎ=差異=情報のマルコフ連鎖が通底して流れる状態が、宇宙には見出せるといえないのでしょうか?そのある時点、段階が人間存在の現象段階であり、ここに分子担体情報から電子担体情報への過渡期が示されるという様な観方です。  宇宙自体はノエシス・ノエセオスと擬人化された、主客一致したその作用の様相を示しますが、無限の可能宇宙群の一つがエネルゲイア=現実態の状態を進展するという状態のように思えてなりません。そういうビッグ・ストーリーを描いてしまいます。松田先生は、D.クリスチャンのビッグ・ヒストリーを「ストーリー」とされましたが、確かにそれも卓見で、宇宙史科学の分析というよりも宇宙史物語という感ありだと思います。中村桂子先生が「生命誌」と呼ばれている感じでしょうか。  いづれにせよ、創発現象の説明と、現象理由との止揚に、特異点(シンギュラリティ)がある気がします・・・。
@dischargedarrowgetback4322
@dischargedarrowgetback4322 13 дней назад
現実の宇宙(現実態・エネルゲイア)が可能態(エンテレケイア)へと自ら進化する過程をマルコフ過程と考えられているように思えます。 その場合、可能態とは神(無限者)の思惟であり、全ての可能な宇宙の集合と考えることができます。 神は可能な全てであり、存在する全てですので自分の外にあるものについて考えることはなく、その考えで言うと世界は神の思考と考えられます。 シンギュラリティは驚くべきことに人間が神の思考を実現する過程の一局面かもしれません。 あるいは物理的宇宙が純粋な神の思考(全ての可能世界の集合)へと自発的に進化する仮定の。 未来の宇宙の状態が現在の状態によって決定され、過去の経路に左右されないマルコフ過程を宇宙進化論に当てはめて考えると、その内部のどこかでシンギュラリティが起きた宇宙は、無限のコンピューティング能力を獲得して、可能な宇宙を全てシミュレートするため、可能態(エンテレケイア)へと進化する可能性があります。 仮にシンギュラリティ後の超知性が、何らかの方法で無限大の計算能力を獲得したとしましょう。 それによって超知性体は可能な全ての世界をシミュレートでき、神の思考を実現することになります。 これはテイヤール・ド・シャルダンのオメガ・ポイント(神の身体としての宇宙)に非常に近い。 この観点では確かにシンギュラリティがエネルゲイアからエンテレケイアへの過渡期に存在する状態ということになります。 また、シンギュラリティが起きてしまえば、それ以前に宇宙がどんな状態であったかは無関係となりますので、宇宙の進化はマルコフ過程ということになります。
@dischargedarrowgetback4322
@dischargedarrowgetback4322 13 дней назад
現実の宇宙(現実態・エネルゲイア)が可能態(エンテレケイア)へと自ら進化する過程をマルコフ過程と考えられているように思えます。 その場合、可能態とは神(無限者)の思惟であり、全ての可能な宇宙の集合と考えることができます。 神は可能な全てであり、存在する全てですので自分の外にあるものについて考えることはなく、その考えで言うと世界は神の思考と考えられます。 シンギュラリティは驚くべきことに人間が神の思考を実現する過程の一局面かもしれません。 あるいは物理的宇宙が純粋な神の思考(全ての可能世界の集合)へと自発的に進化する仮定の。 未来の宇宙の状態が現在の状態によって決定され、過去の経路に左右されないマルコフ過程を宇宙進化論に当てはめて考えると、その内部のどこかでシンギュラリティが起きた宇宙は、無限のコンピューティング能力を獲得して、可能な宇宙を全てシミュレートするため、可能態(エンテレケイア)へと進化する可能性があります。 仮にシンギュラリティ後の超知性が、何らかの方法で無限大の計算能力を獲得したとしましょう。 それによって超知性体は可能な全ての世界をシミュレートでき、神の思考を実現することになります。 これはテイヤール・ド・シャルダンのオメガ・ポイント(神の身体としての宇宙)に非常に近い。 この観点では確かにシンギュラリティがエネルゲイアからエンテレケイアへの過渡期に存在する状態ということになります。 また、シンギュラリティが起きてしまえば、それ以前に宇宙がどんな状態であったかは無関係となりますので、宇宙の進化はマルコフ過程ということになります。
@dischargedarrowgetback4322
@dischargedarrowgetback4322 12 дней назад
@@thomasaqinas2000 現実の宇宙(現実態・エネルゲイア)が可能態(エンテレケイア)へと自ら進化する過程をマルコフ過程と考えられているように思えます。 その場合、可能態とは神(無限者)の思惟であり、全ての可能な宇宙の集合と考えることができます。 神は可能な全てであり、存在する全てですので自分の外にあるものについて考えることはなく、その考えで言うと世界は神の思考と考えられます。 シンギュラリティは驚くべきことに人間が神の思考を実現する過程の一局面かもしれません。 あるいは物理的宇宙が純粋な神の思考(全ての可能世界の集合)へと自発的に進化する仮定の。 未来の宇宙の状態が現在の状態によって決定され、過去の経路に左右されないマルコフ過程を宇宙進化論に当てはめて考えると、その内部のどこかでシンギュラリティが起きた宇宙は、無限のコンピューティング能力を獲得して、可能な宇宙を全てシミュレートするため、可能態(エンテレケイア)へと進化する可能性があります。 仮にシンギュラリティ後の超知性が、何らかの方法で無限大の計算能力を獲得したとしましょう。 それによって超知性体は可能な全ての世界をシミュレートでき、神の思考を実現することになります。 これはテイヤール・ド・シャルダンのオメガ・ポイント(神の身体としての宇宙)に非常に近い。 この観点では確かにシンギュラリティがエネルゲイアからエンテレケイアへの過渡期に存在する状態ということになります。 また、シンギュラリティが起きてしまえば、それ以前に宇宙がどんな状態であったかは無関係となりますので、宇宙の進化はマルコフ過程ということになります。
@mtonglacer9607
@mtonglacer9607 13 дней назад
ミクロなレベルは気体分子運動論もしくはニュートン力学、マクロなレベルはナビエストークスで「閉じている」というのは、その現象を捉えて記述しようとする側の出来事であって、自然に創発という「現象」があるかどうかとは、少し違うのではないかと思います。私自身は複雑系に近いのですが、こと創発に関しては慎重な立場です。意識は、創発の例としてよく挙げられますが、構造、機能、性能という外からの視点では理解に迫れないと思っています。理解出来ない、という結論もあるかも知れないとも思っています。
@UnknownUnknown-nx7ov
@UnknownUnknown-nx7ov 13 дней назад
創発という言葉自体がミクロが基盤になっていることを前提にしていますよね。 半導体だろうとニューロンだろうと意識は創発する?
@jiroyamashita505
@jiroyamashita505 13 дней назад
久々に見たらセーラー服おじさんが消えてる😧
@johnlennon2009nyc
@johnlennon2009nyc 13 дней назад
どうかされたんですか?
@user-iw3ws9td6j
@user-iw3ws9td6j 13 дней назад
マジでどうなった...😱
@user-uq9cc3mz9x
@user-uq9cc3mz9x 12 дней назад
創発は決定論を認めつつも、自由意志を認めるためにとても重要な観点であり、私は、マクロがミクロに対して優位に立つケースがあると考えています。 ちなみに、たんぱく質などの高分子は原子のような力だけでなく、形が機能を持ってきます。こういった質的変化も、ある意味では創発といえるかもしれません。武田暁先生が「形の科学」という本で、物質から生物、脳や、社会システムの形成までを描かれていたのを思い出します。生成AIにもこれから自己進化を作っていくうえで重要になると思います。
@user-hl9lj6bo3f
@user-hl9lj6bo3f 13 дней назад
これまでシンギュラリティの到来を単純にワクワクして期待していましたが、今回のお話を聴きコメント欄を読んで、初めて「ちょっと怖いな」と感じました。AIの発展の末に創発して何が生まれるのか、ミクロレベルにいる我々は何も知らないのです。
@thomasaqinas2000
@thomasaqinas2000 13 дней назад
聴き直して疑問に思ったことがあります。 塚本先生が意識について話された時、その場合は意識作用の現象が創発するシステム・ソフトウェアが、そのシステムとしてのアルゴリズムでプログラムを構築した=発生した、ということを表現されたと思います。  しかし、その「意識」プログラムがアクチュアルになる事とは、また別の次元の様にも思えます。脳に意識を発生させ得る条件が、その組織として整ったとしても、そこに意識が覚醒する現在=現実態の状態になるというのは、また分けて観る必要がある気がします。エネルギーを受け取った状態がその次元であり、そのエネルギーによって意識プログラムが作用して、情報が生じ、それが記録保持されるプロセスが刻まれますが、「主観」はむしろ、エネルギー自体に生じるようにも思えるのですが・・?
@ilabotakeda
@ilabotakeda 13 дней назад
意識とほぼ同じ処理ができる可能性はソフトウェアにはあると思っています。 一方で意識がソフトウェアから生まれる可能性は全く別のお話ですし、無理だと思います。 それはソフトウェアがいくら水の挙動、を計算できても、それはあくまでもシミュレーションでしかなく、水では無いからです。意識が「現象」であり、「存在」である限り、意識をいくら計算しても意識にはならないのはある意味自明であると思います。 あと、「創発現象」がカオス系にしか発生しないのであれば、意識はカオスからしか発生しない、と思います。生成AIの創発は「シミュレーション」であり、あくまで知能的な純粋な情報処理部分の「近似」でしかないことには注意が必要と思います。この世界には量子もつれがあり、宇宙全体と超弦理論、量子重力理論まで含めた高次元までが本来の全体的世界とした時、所詮3次元の計算機では計算能力は元の系に比べて基本ゼロ、無限小になります。それは次元の関係として下位次元をいくら重ねても上位次元にならないからでしょう。これは根本的かつ数学的な呪いです。唯一あるのは量子もつれを直接利用した量子計算だけが無限大の差を有限の差まで間を縮められる。意識が高次元のカオスでの創発現象であるなら、今のコンピュータ、GPUでは意識の創発は原理的に不可能だと思っています。
@user-te7wb2xy8h
@user-te7wb2xy8h 4 дня назад
ん?AGIにも意識が宿るって事? てか、AGIは意識を持つに至ったAIって事か… ならば、シンギュラリティを起こすには独立したAGIが複数必要って事だな
@yt249137b
@yt249137b 8 дней назад
熱力学と、統計力学、量子力学の階層関係のようなものか 量子力学がわかったとして、熱力学は理解できない ということであろうか とすれば、意識の解明に最も近い物理学は、熱力学ということであろう それにしても、ブラックホールの情報理論で、超弦理論が有効だとすれば、超弦理論が最も低位レベルの物理、ブラックホールが最も高位レベルの熱部瑠璃を使ったホーキングの理論は、これに矛盾していて面白い
Далее
著者と考える「人新世の『資本論』」
1:55:02