泣く子も黙る八州廻りの真実～関東取締り出役・絶大な権力で癒着が横行 

関八州は江戸を追われた罪人や博徒の溜まり場になっていました。
そのため治安が悪化して、博打で有り金を巻き上げられて、村を逃げ出す百姓が後を絶ちませんでした。
そういった状況をなんとかしないと考えて設置した役職が、関東取締り出役で、俗に八州廻りと呼ばれていました。
しかし、八州廻りというのは、身分が低い割には強い権力を持っていましたので、癒着や不正が横行したと言われています。
参考文献：大江戸役人役職読本