液状化被害の内灘町　不安を抱える住民は今・・・ 

内灘町は地震で液状化の被害を受けました。
思うように復旧が進まない中、住民からはスピード感を持って取り組む必要があるという声が聞こえてきます。
８月２５日、西荒屋公民館で開かれた住民説明会。
内灘町の担当者から町内で２０００棟を超える住宅が被害に遭ったこと、
そして現在も多くの人が公営住宅やみなし仮設に入っていることが報告されました。
液状化の被害を巡っては国が調査を進めていて、
２０２４年１０月をめどに再発防止に向けた対策が示されることになっています。
地盤を強くするのか、地下水を抜くのか。
いずれにせよ、工事が完了するめどは立っていません。
西荒屋地区で生まれ育った宮本正尊さん。
自宅は半壊の判定を受け、現在は金沢市のアパートで生活しています。
地震が発生した当時とほぼ変わらない状態の西荒屋地区。
国の対策が示されない中、町も個人も液状化を前に身動きがとれない状況が続いています。
もどかしい思いー。
背景にあるのは自宅の再建だけではありません。
住民の気持ちが西荒屋地区から離れてしまうことに危機感を抱いています。
国にはいま以上に、スピード感を持って取り組んでほしいと考えています。